話題:最近観た映画
先日映画「
EDEN」を見て参りました。
わたしが昔から大ファンのお姉様がこの映画の制作に関わっていると知り、そのことがキッカケで知った映画なのですが、内容がとても面白そうで、アンコール公演を観に行くことを即決。
最初は一人で行こうと思っていたのですが、ダメ元で誘った友人二人(MさんとRちゃん)が付いてきてくれて、いや、はや、もう、素晴らしすぎて言葉にならない。
とりあえず一日の流れをば。とてつもなく長いです。笑。
そして映画の内容にはあまり細かくは触れません。抽象的〜。とりあえず観てほしいって気持ちです。
ここはわたしの記憶の場所でも、ある!
土曜日だったので午前まで授業で、一時四十分から上演のため急ぎ足で九条の映画館
シネ・ヌーヴォへ。
急いでいったら思いの外早くついて、チケットの整理番号が一番でしたw
嬉しい限り。三十分?強ほど時間が空いて、お昼ご飯を食べに駅前へ。
マクドが長蛇の列だったのでお向かいの立ち食いうどん屋さんに行きました。
激安なのに中々に美味しくて、店員さんのおばあさんがファンキーな方なので安い美味しい楽しいの三拍子。とてもオススメ。
制服姿の女子高生が三人並んで立ち食いうどんという状況はちょっとおかしかったかしら、と今更ながら(笑)
ぶらぶら〜と歩いて映画館に帰ったらもうそこそこ席が埋まっていて、整理番号一番の意味(笑)
それでも割とよくみえる席に座れたのでもーまんたい。
開演直後の暗くなって本編始まるまでの間に、横の紳士的な雰囲気のおじ様が暗がりの中ケータイで文字を打ってらして、見えにくそうなのでとりあえずライトで照らしてさしあげたら丁寧にお礼をいただき、ちょっと良い気分で映画を鑑賞。笑。
内容はさらりと言うと誕生日を迎えたオカマバーの店長が、死んでしまった友達の遺体をオカマバーの仲間たちと一緒に友達の実家まで送り届ける話。
一緒に観に行った人にはこう説明しました。
Mさんにこれを言ったときの返答、
「オカマ版スタンドバイミーやね」という名言をわたしは当分忘れないでしょう。的確すぎてめちゃ笑った。
上での説明は興味を持ってもらうために色々と掻い摘まんで言ったものなのですが、これだけじゃあないよ、って観てみてしみじみ。
世の中の生き辛さとか、それでもおもしろおかしく生きている人たち、だとか。
ままならないことばかりで諦めなきゃならんこともたくさんあるけど、それでも自分の好きなことを胸張ってやってるっていうことはそれだけで素晴らしいことで。
予告でも言われている通り、人生捨てたもんじゃないよなぁと涙を流してしまう作品だと思います。
なんてもうすぐ十七歳を迎えるくらいの小娘が言ってもなんの説得力もないのですが、作中に出てくる非常に個性の強いあの方々が言いはると、もう胸がいっぱい。
そしてこの作品は、どこまでもエンターテイメントだ、と、そこにもまた涙。
わたしは、エンターテイメントがこの世の全てだ、と密かに思っているのです。
少しネタバレになってしまいますが、個人的にはあの進学塾でのシーンは思わず笑ってしまうくらいの説得力と衝撃。ああ、なんて素敵なんやろってちょっぴり泣いた。
そしてまたまた頬を涙伝うラストシーンたち。なんかずっと泣いてた気がする。笑。
横に座ってらしたお姉様お二人もずっと泣いていらしたので、なんの違和感も感じなかった。
そしてエンドロールが流れ(ここに大好きなあのお姉様のお名前があってそのことでまた感動してた)、終わっちゃったなぁ、と思った直後!
後ろの出入口から、なんとペペロンチーノさんと菊五郎さん、そしてのりぴーさんがまさかのご登場!!
もうきゃー!って感じでわたしも驚きすぎて(゚ω゚)こんな顔でした。
なにやら、勝手に舞台挨拶?なるものをされているらしく、東京から自腹で関西まできて、EDENを上演している映画館(九条のシネ・ヌーヴォと、神戸の元町映画館)を回ってらっしゃるとのこと。
なんというこの映画に対する愛ですよ……
トークも楽しかったですうへへ。
その時にMORIHANAさんという方が作られたという、EDENのあのオネェ様方のなんとも素敵なイラストのポストカードに、お三人方のサインを書いて、ぺぺねえさんとのじゃんけんに負けた人二名にプレゼント!というイベント?が!
わたしはじゃんけんに勝ってしまったのでもらえなかったのですが、あの隣に座ってらした紳士的なおじ様がゲットしてはりました。
う、うらやましい……内心そう思いつつも平静を装っていると、ポストカードを受け取ったおじ様はそのままわたしに「はい」と。
え?(゚ω゚)
とわたしが言うと、「さっきのお礼にあげる」と!
いいんですか?ときいたらいいよ、大事にしてね、と笑ってくださった。家宝にします、これ。
嬉しさのあまりありがたく頂戴いたしました。
しかしこのおじ様のかっこよさはこの出来事だけでは止まらないのですよ…
お三人方と共に写真を撮っていただき、劇場を後に。そのとき友達たちと「パンフレット買いたいねん!」と話していたら、颯爽と現れた件のおじ様。
「高校生三人のパンフレットは僕が買って上げよう」と、ご自分のと一緒にわたしたちの分まで!購入!してらして!!!!!!!
ええ!?(゚ω゚)となります案の定。
でもおじ様の優しさに甘えてしまった……
じゃあこれで、という風に映画館を出て行くおじ様に大きな声でお礼を言いました。
まさか、ライトを照らしてさしあげたってだけで、こんなにしていただけるなんてってあたふた。
おじ様、本当にありがとうございます。
その後はお三人方と、わたしの隣の席で号泣してらしたお姉様2人と、わたしたちでお茶会へ。
シネ・ヌーヴォ近くのビッグなハンバーガーがとても美味しそうな(実際美味しいらしいです)、ナイスなお店でした。お名前を忘れてしまったのが悲しきかな…今度行ってみよう。
パンフレットにサインをいただいたり、たくさんお話を伺ったりと、正に夢のような時間でした。
貴重なお話をたくさん聞かせてもらった。菊五郎さんとお知り合いのおじさんのお話、EDENを観た後だからか余計に心にずどーん、という。
三十歳までも好きにやっていいんだよ!的なかんじのこと。
自分の好きなことを見つけられて、それを真剣に出来るって、それが一番良いと思う。って。
好きなことやっていけたらこんな悩まんよって半泣きになってしまった。
そんなわたしにも優しい菊五郎さんとおじさん。ほんと、ありがとうございます。
ぺぺねえさんとのりぴーねえさんは座席の関係であまりお話できなかったのは無念……まじ無念……
そしてこのお茶会でも高校生三人はごちそうしていただきました……菊五郎さんごちそうさまでした………
久々に、こんな長々文章を書いてしまった……(笑)
誰も読んでないだろうけど、もし読んでくださった人がいらっしゃったなら、とても感謝。ありがとうございます。
EDENは、また観に行く予定でございます。
一日たった今でも、映画のあらゆるシーンが頭から離れずむずむずする。もっかい観たい!もっかいどころか何度でも!!
こんな素晴らしいエンターテイメント、早々出会えないですね、まじでね。
もしこの記事を読んでくれた方がいて、EDENに興味を持ってくださった方がいたら、なんて下心満載であらゆるリンクをのっけておきました。(笑)。
ほんとに、たくさんの人に観てもらいたい。
もっかい貼っとく「
EDEN」