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はるのよの

はるのよの
 
周防内侍の歌。百人一首にも入ってます。
彼女が夜遅い時間に友人と会話をしていた時に眠くなって「枕があれば良いのに」と言った時にあった事に対する歌。
 
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に
かひなくたたむ 名こそ惜しけれ

 
枕があればって言ったら御簾の外から手が差し出されたんですよね。
で、その手の主が「この手を枕にしてください。」なんて言ったんですよ。
…誰が使うか阿呆。ですよね。因みに阿呆は藤原忠家。
 
春の夜の儚い夢の様な戯れの手枕のためにつまらない噂が立ってしまうのは口惜しいではありませんか。
 
要は、お断りじゃボケ!と。丁寧にお断りした訳ですね。
因みにかいなく、の部分が櫻月の苦手な掛詞。「甲斐無く」と「腕」ですね。腕と書いて「かいな」と読みます。

続*自己分析短文バトン

いきなり続から始める外道です(笑)

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赤狐

赤狐〈せきこ〉

全身真っ赤な善狐。
神社では要職に就いているとされる。

黒狐

黒狐〈くろこ、こくこ〉

黒い毛色で白狐と対照的な狐で北斗七星の化身とされる。

ふめばおし

ふめばおし
 
思い切り春だなぁ、って感じの赤染衛門の歌ですね。衛門とかついてますけど男の人ではありませにょ。
 
……「んよ」って打とうとすると高確率でにょになる。馬鹿っぽいし残すと恥になるけど、だからこそ残しておけば今後すぐ気付くようになれるかな…。って事で残しとこう。
 
昔の女の人ってPNが○○の娘とか母とか、あと××役職名が多いんですよね。
この人もそうで、父親が赤染時用さん。その人が衛門尉になったから赤染衛門。…でもこれって父親を示すみたいで紛らわしいと思うんだけどなぁ。
 
踏めば惜し 踏までは行かん かたもなし
心尽くしの 山桜かな

 
簡単且つ適当に訳しちゃうと
 
道いっぱいに桜の花びらが落ちているのが綺麗なので、踏むのは勿体無いけど踏まなきゃ進めないしどうしよう。
 
意訳だからもし古典のテストでこんなん書いたら当然ピンされるから書かないで下さいね。
 
桜の花って、散るときには結構な量が纏めて散っちゃうんですけど、散ったばかりで人に踏まれてもないし、雨で痛んでもいない状態ってとても綺麗なんですよね。
淡い色の花がふわふわ柔らかく重なって、時々地面の色が見えながらずっと道を覆っていて、踏むと花が痛むからなんか勿体無い気分になるんですよね。
並木道とかずっとそうなんですから、結構感動もの。
新雪は踏む時ワクワクするんですけどね、これが花弁だと勿体無いって思っちゃうんですよね。
…まぁ、最終的には進まなきゃ行けないんだし踏むけど。←これまでの話の趣台無し
 
この歌、その時の作者の様子を想像(妄想とか言わない事)したらすっごく可愛い気がする。
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