特別な人
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2014.3.3 00:45 Mon [恋愛]
風邪がうつるといけないからキスはしないでおこう


前回の続き。

焼肉屋さんを出るとき

「楽しかった?」わたしが聞く。

『楽しかったよ!オレはね?』

「わたしも楽しかったし、嬉しかったー!」と答えた。

お会計が済んで外にでる。駐車場でわたしを引き寄せて、抱きしめる。
首すじに優しくキスしてくれた。

『どーしようか?』

「あのお店行く?」

気になっていたお店に寄る。
カレは帽子やらジャケットやら試着してましたが、何でもお似合いですよ?

わたしはフィギュアに夢中やー。
オタクちゃんではありませんが、素晴らしいクオリティにちょっと欲しくなるよねー。

手をつないで店を出て、ジュースを買って車に乗る。

『このあと、どーする?』

「んー。明日も仕事だし、疲れてるんでしょ?帰ろうか?」とわたし。

『帰ってもいいよ。
でも、カギ気にならん?』

「忘れてた…」

『確認しなきゃな?』

「うん。じゃー行く?」

口実でも何でもいいよ。
もっと一緒にいたい。
そのままラブホへ向かう。

まー、いつも通りゲーム。
わたしは見てるだけだが。

「ひまー。あれしよ。」

黒ひげ危機一髪である。
刺すナイフ?が白と黒で罰ゲームが書いてある。今は、こんなのあるの?
合コン用なのかな?

早速、2連敗。。。

※自分に似てる芸能人を3人答える。
つまらん。そして、いない…

※男性のスキな仕草を実演する。
ない。つか、思いつかない…

「ないわー。」

『ないわけない!!
オレは、女性がブラの位置を直すとこスキだねー。
あとは、髪を束ねる時のかき上げた仕草!』

「んー。運転してバックの時に助手席に手をかける?定番ですが、わたしは別にスキではありません。」

『じゃー、貸しな!
次に負けたら、相手の言うことを何でも聞くにしよー。』

「おっ!いいねー。例えば?」

『何でもだよ!!
この明るい中、全裸になれって言われたら脱げよ!』

「イヤやー。絶対に負けなくない!!」

『負ける気しねー』

確かに連敗中ですが何か?

結果、わたしが勝ったよねー(笑)
持ってる女さえ!

「ちなみに何をさせようとしたの?」

『もちろん脱いでもらうでしょ!』

「マジで勝って良かったよー。

じゃー、全裸になってもらおうかな?

うそー。男の人脱がしてもつまらん。」

『だよな。』

「お風呂入ろうか?」

『とりあえず、ちょっとYouTubeでお笑い観る?』

「いーね!」

『こっち来る?』

「うん!」

お隣にちょこんと座る。

『そんなにオレがいいの?』

じっとわたしを見つめる。

「……よく言えるねー…。」

わたし、めちゃ照れてます。。。

『言わせたがりだからな!
さえさんは、オレのことスキなんじゃないかって思ってるから。』

「…スキ?うーん。。。」

大スキだよー。

でも、ためらって素直に言えなかった。
夏に話した時の『本気でスキになられたら、もう会えない。割り切ってるよね?』ってカレの言葉が頭をよぎる。

迷って答えないわたしを見て

『スキじゃなきゃ、一緒にいないよな。』と続けた。

今思うと、大切な人って言ってくれてるんだから、思い切って伝えたらよかったよね。割り切ってる なんて演じなくて、ただホントの気持ちを真っ直ぐに渡せたら、どんなに。。。

『じゃー、ちゅーする?』

「うん。」

わたしの首に手を回して口づける。
舌を絡め取って深く深く…
すごく熱くて甘くてキュンキュンするような長ーいキス。

あんまり長いから、そろそろ終わりかな?って離れようとしたら髪をつかんでさらに激しいキス。

『こんなキス旦那としてねーだろ?』

「…してないよ。。。」

『すればいいのに。』

本音じゃないってわかる。

「出来ないよ…と言うかムリ。」

頬を寄せて軽く口づけた。
そんなこと言うなんて初めてで動揺した。



また書きます。


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