逢魔時奇譚【30話(21)】
ゴオッ…!辺りに真っ青で強大なサタンの光を放ち出す。同時に彼の感情の昂ぶりに反応して堕天使の右翼が現れた。尚且つ、サタンの右目が開眼してから浮き出ている漆黒のタトゥーが頬や顎…顔中へみるみると広がっていく。その姿はさながら悪魔。だが、そんな聖弥を前にしても邑楽は余裕綽々な笑みを浮かべたまま。
「テメェ…!ブッ殺サレテェノカ、下等生物ガァ…!」
「…ほう」

観客席ーーーーー
ザワッ…!観客席のエクソシスト達が顔面蒼白でざわめき出すのは言うまでもなく。
「や、やばっ…!」
「あれ、サタンまんまじゃんか…!?」
「お、おい!誰か邑楽隊長を助けに行かないと!殺られるぞ!」
「怖い…!やっぱり嫌だったのよ!サタンの弟子だった神堂隊長を祓に居座らせるなんて愚かな事だったのよ!!」
そんな彼ら同様にれいなも顔面蒼白。