終焉のアリア【41話(10)】
攻撃後。木っ端微塵になったのだろうマジョルカの姿は其処には無く、今の攻撃で壊れたベッドや壁や室内の備品の残骸が其処に広がっているだけ。花月の瞳の色が普段の黄色に戻る。
「…よし。でも何であのMADが生きていたんだろう。あいつはこの前勝手な事をしたからって、シルヴェルトリフェミアに殺されたじゃんか。俺達の目の前で」
そこで、以前EMSビッグドームのイベント会場でバラバラになったはずのマジョルカの体が繋がり復活した事を思い出した花月。
「あいつらバラバラになっただけじゃ死なないって事じゃんか!くそっ。此処に死体が無いって事は跡形もなく死んだ?…いや、絶対あり得ない。今もまた何処かに逃げたかもしれない。此所は危険だから、少佐達に伝えに行かないと」
扉に体を向け、右足を一歩前へ踏み込んだ。