逢魔時奇譚【15話(12)】
「チチチチ!!」
「あだだーーーッ?!!」
少女は再び小鳥の大群を繰り出すと、白鳩の群れは天人に群がり突き出す。まるで蜂の巣状態な天人。一方の少女は肩をわなわな震わせる。
「誰がっ…、お嬢ちゃんですの…!?誰が…エクソシストごっこですの…!?わたくしは…」
バッ!と顔を上げた少女は顔を真っ赤にしてお怒り。奏と天人を睨みつける大て声で叫んだ。
「わたくしは射手園れいな19歳!中級エクソシストにして、お祖父様…そう!射手園田子之司郎元帥の孫娘ですの!!下級エクソシストの分際で身分を弁えなさい!このっ無礼者!!」
「でえええ!?年上ーー!?しかも元帥の孫ーー!?」
「何故わたくしはいつも!いつも!年下に見られますのー!?うぅっ!ぐすっ!」
「寧ろ何でお前は関係無い俺を叩きやがるんだよ!?」
ポコポコ!泣きながら聖弥を叩くこの童顔で低身長で小学生にも見えるこの少女は、元帥の孫娘。イギリス留学中の為、祓イギリス支部所属の中級エクソシスト。【射手園 れいな】(いてぞの れいな)19歳。聖弥の同期な為、彼とは親しい間柄なのだ。