逢魔時奇譚【14話(15)】
「き、君は本当にエクソシ、…あ!待ちなさい君!?」  
タァン!警察官や野次馬達の頭上を跳び上がった。天音が居る部屋の窓を目掛けて。

一方、天音ーーーーーー
ドンドンドンドン!!ガン!ガン!ドンドン!!扉が変形するくらい廊下側から誰かに蹴られ叩かれている。短気な天音が変身装置をまず片頬に取り付けた。
「今も行くっつって、全然来ねぇじゃねぇか!くっそ!待ってられねぇ!アタシはバトるぜ!」
「…だから…絶対ダメ…って…言った…よね…」
「どぅわあああぁああ!?」
小窓から顔を出してジト目でこちらを見ている奏に、今ようやく気付いた天音は、素っ頓狂な声を上げる。
ドガァアン!!
「…!」
「!」
控室の扉が外側から蹴飛ばされた。
「ゆきにゃああん会いたかったよぉおお〜ゆきにゃあああん!」
悪魔に取り憑かれワニ化した和夫が扉を破壊して部屋へ入ってきた。