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逢魔時奇譚【12話you're...(1)】
京都、666城ーーーーーー
「ありがとう、リリス」
「いえ」
サタンの背後に現れた緑色の髪をして背には悪魔の羽を生やしたたメイド悪魔【リリス】。リリスが運んできたワイングラスには先程京都で首を跳ねた人間達から搾り取った真っ赤な鮮血が。
「退がって良いよ」
「承知致しました」
スゥッ…、リリスは真っ暗な室内の闇に溶け込んで姿を消した。
「ふふ。実に良い下僕達だ」
「サタン様万歳!サタン様万歳!」 
城最上階の自室のカーテンの隙間から窓の外を見下ろすサタン。城の前では、集まった無数の悪神・悪魔・悪霊・骸骨が城を見上げてサタンを讃える。
「同胞とて過去の遺物アドラメレクを崇拝し王と崇める下僕は不要だ。このボクこそが666の魔王であり、何れ世界を統括する王であると崇拝する下僕だけがついていれば良い。先ずは、封印されているアドラメレクが解き放たれない内に始末しなければいけないね。…奏君と共に。アハハハ!アーハハハハハハ!!」
「サタン様万歳!サタン様万歳!」
666に支配された京都一帯にサタンの高笑いと、魔王を讃える下僕達の地鳴りにも似た歓声が轟いていた。

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逢魔時奇譚【11話(14)】
たった一瞬にして。京都全体を青白い光の結界が包み込み。日本家屋が建ち並んでいた京都が一変。中世ヨーロッパのようなゴシック調の建物が建ち並び、蝙蝠や烏が「ギャア!ギャア!」と街を舞い、街には悪魔や悪神そして亡者の霊や骸骨が蔓延っていた。更に、京都の奥に聳え立つのは中世ヨーロッパを彷彿とさせるの真っ黒く巨大な城。
「まさか京都に悪魔憑き…しかもその悪魔がサタンだったとは…。儂の失態じゃ」

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逢魔時奇譚【11話(13)】
衝撃で辺りは灰色の煙に包まれ、爆風が吹き荒れる。灰色の煙を突っ切ってこちらへ、バトルシューズで飛んできた田端隊の田端隊長。
「神堂!悪魔憑き!そして君は民間人か!?早く京都から脱出しろ!」
「何でだよ!元帥やあんたらが魔法陣でサタンを祓魔してくれたんじゃねぇのかよ!?つーか横田隊長達は何処に、」
「…横田達の事は忘れろ」
田端の辛辣な面持ちに、3人は目を見開く。
「…は?何言って、」
「…遅かったようじゃな」

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逢魔時奇譚【11話(12)】
ドガァアアン!!それを合図に白い光の巨大な魔法陣がサタンへと落下した。

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逢魔時奇譚【11話(11)】
「あれは!!」
「…!!」
「これで終いじゃ、小僧」
元帥が杖を下ろす。
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