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終焉のアリア【32話(21)】
「大丈夫か!」
「平気平気。ねぇファン君。どうしてかな」
「どうした」
「僕が今、刻を止めたはずなのに雨岬空君と鳳条院鵺君…動けたんだ」
「なっ…!?だから今、雨岬から攻撃を食らったのか」
「確かこの前…鳳条院鵺君が東京を荒らしていた時も誰かの力によって、僕の技が解かれたんだ。…もしかして地球人とMADがかけ合わさった特殊なMADにはこの技が効かないのかな…」
「…?!どういう事だそれは…。鳳条院はともかく…その言い方ではまるで雨岬が…」
〔おい!そっちはどうなっていやがるんだクソ坊っちゃん!堅物ヤロー!〕
「アリス君!?」
ハロルドの通信機からノイズと共にアリスの乱暴な声が聞こえてきた。
「ご、ごめん逃がしちゃっ、」
〔はあ?!またかよ!てめぇらいい加減にしやがれクソが!!〕
「ごめんね!僕達も今すぐそっちへ合流し、」
ブツッ!!
「あ…。通信、切られちゃった…」

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終焉のアリア【32話(20)】
ドン!ドンドン!!
「ハロルド!!」
アパートの2階渡り廊下から飛び降りてきたファンは、ハロルドの元へ駆け寄る。

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終焉のアリア【32話(19)】
カッ!その時。辺り一帯に血のように真っ赤な光が広がった。
「はっ。残念。何でか分かんねーけど俺らあんたの術がかかっていないんすよ」
「えっ…!?」

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終焉のアリア【32話(18)】
「雨岬空君、鳳条院鵺君…」
たった1人だけ刻が止まっていない人間ハロルドが姿を現すと切なそうな目をしながらも、自分が今、刻を止めた2人の背後から近付く。
「ごめんね…僕も本当はこんな事はしたくない。聞いたんだ、小鳥遊花月君から。鳳条院鵺君とグレンベレンバ将軍の事…。それでもアリス君達は酷く怒っていたけど…。小鳥遊月見ちゃんや大勢の人を殺めたけど、僕は鳳条院鵺君も救われるべき魂だと思っているよ。…でもごめんね。僕はEMS軍。MADから地球を守る使命を背負った人間だから。だから…せめて…」
懐から、銀色に光るダガーナイフを取り出したハロルド。
「刻が止まっているこの間に、苦しまずに…」
ナイフを2人に向けて振り上げた。

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終焉のアリア【32話(17)】
ピキーン!その瞬間、全ての刻が止まった。夜空を飛んでいた烏も同じ場所で停止している。まるで一時停止をした世界。タンッ…、其処に1人が舞い降りた。辺りに黒い羽を散らして。
「…ごめんね」
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