創作 歴史調査委員会委員長の優しさ 番外編?

「いやー!今日はいい事をしたよ」

歴史調査委員会 委員長室。
椅子に座り左手の薬指にあるリングを撫でながら
歴史調査委員長、神無心は言う。

「いい事って?」
脳内にもう一人いる神無人生が聞く。

「歴調委の一年は仲が悪いって聞いてたから
今日、姿を消した状態で様子を見に行っただろ?」

「心、お前、あんずって子を凍らせて帰ってきたじゃないか」

「え?凍らせた?何のことだね」

はあ。と人生がため息をつく。
「怖がってたぞ!あんずって子。
もっと優しく言い方あるだろ!?」
人生は強い口調で言う

「え?魔法瓶が大木になってたからユーモアなことを言ってなごませて、
魔法で元の形を見せてあげて、
自信を持てるようにとまた彼に仕事を頼んで、
肩に手を置いて、優しく微笑んだというのに?」

「俺、頭痛くなってきた
スイッチ切るわ」

人生の思考回路のスイッチが切れ
脳内が静かになる

「勇気を出して人前に出たのに…」
心は人前が大の苦手だ。
大抵は姿を透明にしている。

指輪を撫でる手を止め、目の前の魔法盤を手に取る
この暗号はまだまだ解けない

それに…

歴史調査委員会 海組(※名称未定)から素晴らしいものが届いた。
学校同士の大戦争時代に大活躍した人物の棺桶

「開ける前に魔法委員会に頼んで
お祓いしてもらわないとだなあ
魔法委員会には誰を行かせようか
やっぱりあの子かな
まあまた後日」

そう言って魔法盤を手に取り暗号の解読に取りかかる。
すっかり、自分のせいで凍ってしまった子、あんずの存在を忘れて…



いつも有難うございます!
番外編?です
皆様、良い一日でありますように!


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歴史調査委員会 あんず編

?「あんず!こいつの言うことは気にするな
ただ…」

さすがに謎の大木から魔法瓶に直してもらわないといけない。
しかし泣いてるあんずに対してこれ以上いうのも心が傷む

「ほほぅ、大木かね」

ふと気づくと真っ黒な肩から少し伸びたくらいの髪型の、ひょろりとした男が立っていた
目つきは鋭いが目元にはひどい隈があり、だるそうな雰囲気だ

「神無委員長…」

歴史調査委員長、神無心
副委員長は神無人生で、底抜けに明るい。

「これ、魔法瓶だよね〜
金の卵でも取りに行く気かい?」

そう言って委員長が大木に手を当て、
軽く呪文を唱える

すると大木は無数の燐光に包まれ、
変形し、魔法瓶に変わった。

「すごいにゃ」
リーチが言う。しかし

パリン。
一瞬にして破片の状態に戻る

「今の見たよね?直しておいてね」

そう言って固まっているあんずの肩に手を当て、にやっと笑い、そのままふっと消えた

「にゃつ、にゃにしに来たにゃ」
訝しむリーチ

ふっと気づくとあんずが硬直したままだ
俺は駆け寄る




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歴史調査委員会、差木あんずのための場所

「としおおお〜、復元できたよー!
今回はばっちりなんだ〜」

ここは歴史調査委員会、歴史調査1年室。
いつも泣いてるイメージの差木あんずがにこにこと笑っている。
その手は
謎の物体を支えていた
その謎の物体は机に置かれており、茶色で、破片をつなぎ合わせたもので、ところどころ凹みながら上に伸びている。
しかも天井まで。
どうやってそんなとこまで破片をくっつけることができたのだろう。
俺、傷口塗塩は不思議に思う

「それ、にゃーにゃー?」
黒猫と人間の半人外、朱霧利一(あかぎりりいち)が聞く。

途端、あんずはびくっとして、
泣き出した
あんずはリーチが大の苦手だ

「お前に聞いたんじゃないだろ!
俺に聞いたんだ
あんず、それ、魔法瓶だよな」
あんずに言う。

「瓶?どうみてもぐちゃぐちゃの大木かにゃにかと思っにゃ」
リーチはさらっと歯に衣着せぬ言い方をする

ぶわっとあんずは大泣きする。





短いですが用事のため続きます!
後日になるかもしれないです



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小説 星を見ながら(塗塩の話の続)

某小説投稿サイトに投稿してたものですがこちらにも投稿します
これ、続きを書くか分かりません…



*まーたマコ(出土品の実測器)が壊れてやがる!

おい!誰だ!90%お前だろリーチ!



俺は叫ぶ。

俺は傷口塗塩キズグチトシオ。

黒柴犬の血が入った人間だ。

獣化させる鍵師はいない。




*はー?そーすよトシオ

いらついてにゃーてー壊したっすわー



朱霧利一アカギリリイチ。

黒猫の血が入った人間だ。

右目は青く左目は銀。

髪は黒の短髪。顔はそこそこ綺麗で痩せている。

ちなみに猫背で猫舌。







*そんな理由で壊すな!!

何度目だよ!いい加減にしろ!



俺は言う。



*ほんにゃてにゃー何度言いにゃっても効き目にゃーにゃーことくらい分かるにゃー

頭悪い犬すわー!



*お前が分かれよ!バケバケ猫!



*ほーにゃ!

バカ猫とは失礼すわー



化化でバカ。こういうことだけにはすぐ気づく頭のいい猫だ。

俺はため息をつく。





*はっ!お前が先に言ったんだろ

いつも嘘の申告をしてマコを買ってもらってるんだが今度したら俺も首が飛ぶ覚悟で先輩に言うからな!





*いいすよーー別にぃ





俺は壊れたマコを机に置き、嘘の申告書を書こうとして……

本当のことを書いた





*トシオ〜この出土品ってどっちが表かなあ



申告書を書きあげ注記作業(出土品へ出土場所などを記す作業)に入ろうとしたとこで千名章、たまにチメイショウと呼ばれるセンナ アキラが困った顔で聞いてきた

髪と目は俺と同じ黒と茶色。

短髪の髪から二本の長いみつあみが腰まで出ている。穏やかで優しい顔で実際性格も優しい。

やや垂れ目である。



*うーん。これは……杖だな、魔術用の。

こっちが表だと思う。

あ!これは他に破片出てきたからコトギリに頼んでくっつけといてくれ



俺は言う。



歴史調査委員会は時間が過去で止まった委員会と言われる。

俺はそう思わない。過去を研究して未来につなぐ壮大なロマンのある委員会だ。





俺達が調べてるのは高校戦争時代だ。

今でこそ高校同士の学園祭と化しているが過去には高校同士が本当に戦争をしていた。

この過去を調べて当時に消えてしまった魔法などを調べる。

解明されれば学園祭、いや生活や治療にも役立つしものがあるだろうし更なる研究成果を生み出すことができる。







ひたすらもくもくと注記をすること3時間。帰宅の時間となった

3年は今日は死体の研究で治療委員会へ行っている。

帰ってくるのは遅い。





俺は挨拶をして1年室を後にし、申告書を3年室に手紙とともに置いて歴史調査委員会館を後にした。







その後すぐにアキラが来た。

俺と帰りたかったらしい。





2人で廊下を歩く。

天井は解放されて陰鬱な暗い空がよく見える。

その空に数個の星がチカチカしている。



ああ綺麗だな



俺は思う。

数個でさえこんなに綺麗なんだから更に夜になればもっと綺麗だろう

俺は考える



*もし死んでしまったらさ、僕もあーんな綺麗な星になれるのかなあ



アキラが空を見て笑いながら言う。



*死か。そういえばこの世界は死んでしまう人間もいるが人間みな老けて死んでしまう世界もあるそうだ

まあ昔は人間みな老けて死んでいたようだがな。



*えっ!?未だそんな世界あるの?不思議〜



アキラは驚いた目をする



*生きたくはないが行きたくはないな



俺は答える



*僕は星になったらトシオだけ思いっきり照らすよ!スポットライトみたいに!



*嫌だなそんな星



俺は苦笑する

アキラもあはは!と笑う



まだ春だ。空気は春の匂いがする

優しくて暖かい空気。



ごう。と風が桜とともに過ぎ去る。

ややBL注意 駄文 俺はただの犬

何だろうな……嫌な予感がする

俺は傷口塗塩。
黒柴犬の血の入った人間だ。
同級の千名章センナ アキラの部屋から帰宅して……今は自分の部屋の前にいる

何だろうな……このいやーな予感

俺は首をかしげる。

部屋からはいい匂いが漂ってる。
同室の綺月沙夜キヅキ シャヤが夕御飯を作ってるんだろう

シャヤは人形のような相当な美形で色白でミステリアスな雰囲気の切れ長の目付きだ。
身長は俺より少し高く隈がある。
モテるだろうに左手薬指には俺やアキラもそうだが純潔の証の黒い帯状の線が指輪のように入ってる
ちなみに純潔でなくなるとこの黒い帯状の線は指輪と化すため線は消える


話が逸れた
シャヤの趣味は料理と歌、ヘヴンズゲームというバンドのボーカルをしている。
ヘヴィメタで度々和ゴスだったりする。

シルバーアクセと動物の骸骨が好きでゴシック系や和ゴスのファッションを好んでる。
ちなみに骸骨コレクションはランプにして飾っている。
髪は長髪で銀髪。ところどころ黒色メッシュがあり、また紺色の幅の狭いミツアミを両再度にゆんでいる。爪には黒のマニキュア、耳には片耳3つずつピアス、一番下は8字架だ。8字架というのは俺たちの世界の宗教のシンボルだ。これはいつか説明しよう
シャヤの目は金色……月のような色をしている…

ちなみに魔術科だ。
得意な闇の魔術を専門に研究してる。




俺は一度ため息……いや深呼吸をして思いきってドアを開け……

ガチャ。

ドアが開いた

*お帰りトシオ!待ってたよ!*

シャヤがドアを開けて俺にいった

*えっ何で分かったんだ*
俺は戸惑う

*そろそろ帰ってくるかなって思ってたし
何か人の気配したから!*

*ああそうなんだ……ってその前にシャヤ……*

嫌な予感は的中した。

*何だい*

*何だその格好は!!*

*知らないの?裸エプロンだよ*

*知ってるわ!いやそうじゃなくて……何で……そんな格好を…………*

*トシオの為にだよ!ご飯にするお風呂にするそれとも……*

*冗談はよせ!*

顔が赤くなっていくのが自分で分かる
シャヤは本当に美人だ。
そんな美人がそんな格好をしている。
俺に限らず見たら赤面するだろう。
俺は目をそらして床を見ながらシャヤに言う。

*そうキリキリするなってぇ
今4月の世界でしょお。暑くて暑くて敵わなくて!*

*おいおいまだ4月だぞ*

高校は動いているし4月の世界に停泊したいるだけなのでまだという表現は変かもしれない。

いや、それよりこいつ、じゃあ夏の世界に行ったらどんな格好になるんだよ
俺は危惧する

俺はシャヤを恐る恐る見る
エプロンの裾をバタバタさせている
下着……穿いてなさそうだ
こいつ…………
俺は動揺する

*まあいいだろトシオ〜
それより飼い主に愛情表現はぁ?*

*俺はあんたの飼い犬じゃない!*

*なかなか反抗的な犬だなぁ。よしよし。*

シャヤは俺に抱きつき頭を撫でる
悔しいが頭を撫でられるのは好きだ
大変悔しいがシャヤに撫でられるのは一番好きだ
※一文消去

*トシオはいい子だねぇ*

*噛むぞ*

俺は睨み付けて言う

*まあまあ部屋に入って!
夕御飯食べよう!
今日はビーフシチューだよ
トシオが駄目な玉ねぎは抜いてある!*

*有難う。ただ頼むから服着てくれ……*

俺は部屋に入って言う

*服ねぇ……Tシャツだけでもいい?*
シャヤがエプロンの上側だけを身体から外す。
スラーとした上半身が丸見えだ
あまりの色気に俺はまた目をそらす

*言い方を変えよう下着を着てくれ*

*しょうがないなァー*

渋々と言った感じでシャヤが棚から服を出す

裸エプロンではあるがゴツゴツしたシルバーアクセは外していない
シャヤは下着と服-真っ黒で一筋の切り傷が入り流血している模様の長袖の服と真っ黒なズボン…腰に蜘蛛の巣の柄の赤いオーバースカート付きだ… に着替えて夕御飯を机に準備する。


美味しそうなビーフシチューだ
ご飯に海藻サラダも用意されている
相方が料理好きでよかった、俺は思う
テーブルは丸いこたつ台だ。今は布団はさすがにない。
座布団に座って合掌をしてご飯を食べる

シャヤの料理は本当に美味い。
俺はあまり料理は得意ではないので料理はシャヤに任せっきりだ。


*トシオ、ご飯食べたら散歩に連れていってあげ……

*だからあんたの飼い犬ではないって!*

料理上手だが……他人を何だと思ってるんだ……いや犬だと思ってるのか……

散歩……いつも夕御飯、今日は休みだから夕御飯だが基本的に夜ご飯だ、を食べてしばらくしたら2人で散歩に出る
犬に思われてるのは不快だがシャヤと散歩というのは悪い気はしない。

というのもシャヤと散歩するといつも周りがうらめしそうに見る
シャヤはモテる。
そんなシャヤとの散歩。なかなか気分がいい
残念なのがシャヤにとってはただの犬の散歩でしかないことだが……

俺は複雑な気分になって思わず顔をしかめる

*ワンワン、ご飯まずかったかい?*

*誰がワンワンだ!!
美味い、美味いけどワンワンはやめろ!*

*俺はねー犬が大好きでいつか飼うのが夢だったんだぁ〜
まさか高校で犬飼えるなんて嬉しいよ!*

そう言ってシャヤは俺にくっついて再び頭を撫でる

*むむむ……犬だけど……俺は人間のつもり……*

*1年留年するはめになったのはショックだけど……トシオに会えて嬉しいよ*

シャヤは本当なら2年だ
病弱で欠席日数が多かった上に去年流行した幾つかの病気に尽く感染、悪化して長期入院を繰り返し出席日数が足りなくなり留年となったらしい。
初めて会った時もベッドで真っ青な顔してぐったりしていた。
今は調子が良さそうだ。この調子であってほしい。



*トシオにじゃなくて犬にだろ*

俺はムッとして言う

*お手!*

バッ!と思わずシャヤの手の上に手を出してしまった
顔がカーッと赤くなる
シャヤはにっこり笑って俺を抱き寄せて耳を撫でたり尻尾をなでる




……悔しい。
しかしもし俺がただの人間だったらシャヤはきっと俺にこんなに親近感を持って近づくことはなかっただろう。

シャヤは明るいがなんと言うか取っつきにくい。
俺の勝手な印象だが他人に対して興味が無さそうだ
他人に興味が無さそうだとはいってもナルシストという感じはしない
ただ他人に関心がない、そんな印象だ


シャヤは俺が犬だからこそこんなに優しくしてくれる
俺が犬だからこそ…笑顔を見せてくれる


俺はふと疑問を持つ
だから何だ?
俺が人間でシャヤが俺に対して興味を持たなくても別にいいだろう
シャヤは相変わらず俺に抱きついたまま頭を撫でている
俺の尻尾は反射的に喜びを表している
犬だからこそ……
犬でなくて人間なら……


暑いと言ってたわりに冷たいシャヤの腕の中……今日も移りそうだな、シャヤの香水…ミステリアスさを助長させる不思議な優しい甘い匂い……
そんなどうでもいいことを俺は考える……

人間のつもりなのに俺は今日もただの犬。
悔しさは強いがしかし…それでもいい
シャヤの腕の中が心地いいから…………
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