小説 星を見ながら(塗塩の話の続)

某小説投稿サイトに投稿してたものですがこちらにも投稿します
これ、続きを書くか分かりません…



*まーたマコ(出土品の実測器)が壊れてやがる!

おい!誰だ!90%お前だろリーチ!



俺は叫ぶ。

俺は傷口塗塩キズグチトシオ。

黒柴犬の血が入った人間だ。

獣化させる鍵師はいない。




*はー?そーすよトシオ

いらついてにゃーてー壊したっすわー



朱霧利一アカギリリイチ。

黒猫の血が入った人間だ。

右目は青く左目は銀。

髪は黒の短髪。顔はそこそこ綺麗で痩せている。

ちなみに猫背で猫舌。







*そんな理由で壊すな!!

何度目だよ!いい加減にしろ!



俺は言う。



*ほんにゃてにゃー何度言いにゃっても効き目にゃーにゃーことくらい分かるにゃー

頭悪い犬すわー!



*お前が分かれよ!バケバケ猫!



*ほーにゃ!

バカ猫とは失礼すわー



化化でバカ。こういうことだけにはすぐ気づく頭のいい猫だ。

俺はため息をつく。





*はっ!お前が先に言ったんだろ

いつも嘘の申告をしてマコを買ってもらってるんだが今度したら俺も首が飛ぶ覚悟で先輩に言うからな!





*いいすよーー別にぃ





俺は壊れたマコを机に置き、嘘の申告書を書こうとして……

本当のことを書いた





*トシオ〜この出土品ってどっちが表かなあ



申告書を書きあげ注記作業(出土品へ出土場所などを記す作業)に入ろうとしたとこで千名章、たまにチメイショウと呼ばれるセンナ アキラが困った顔で聞いてきた

髪と目は俺と同じ黒と茶色。

短髪の髪から二本の長いみつあみが腰まで出ている。穏やかで優しい顔で実際性格も優しい。

やや垂れ目である。



*うーん。これは……杖だな、魔術用の。

こっちが表だと思う。

あ!これは他に破片出てきたからコトギリに頼んでくっつけといてくれ



俺は言う。



歴史調査委員会は時間が過去で止まった委員会と言われる。

俺はそう思わない。過去を研究して未来につなぐ壮大なロマンのある委員会だ。





俺達が調べてるのは高校戦争時代だ。

今でこそ高校同士の学園祭と化しているが過去には高校同士が本当に戦争をしていた。

この過去を調べて当時に消えてしまった魔法などを調べる。

解明されれば学園祭、いや生活や治療にも役立つしものがあるだろうし更なる研究成果を生み出すことができる。







ひたすらもくもくと注記をすること3時間。帰宅の時間となった

3年は今日は死体の研究で治療委員会へ行っている。

帰ってくるのは遅い。





俺は挨拶をして1年室を後にし、申告書を3年室に手紙とともに置いて歴史調査委員会館を後にした。







その後すぐにアキラが来た。

俺と帰りたかったらしい。





2人で廊下を歩く。

天井は解放されて陰鬱な暗い空がよく見える。

その空に数個の星がチカチカしている。



ああ綺麗だな



俺は思う。

数個でさえこんなに綺麗なんだから更に夜になればもっと綺麗だろう

俺は考える



*もし死んでしまったらさ、僕もあーんな綺麗な星になれるのかなあ



アキラが空を見て笑いながら言う。



*死か。そういえばこの世界は死んでしまう人間もいるが人間みな老けて死んでしまう世界もあるそうだ

まあ昔は人間みな老けて死んでいたようだがな。



*えっ!?未だそんな世界あるの?不思議〜



アキラは驚いた目をする



*生きたくはないが行きたくはないな



俺は答える



*僕は星になったらトシオだけ思いっきり照らすよ!スポットライトみたいに!



*嫌だなそんな星



俺は苦笑する

アキラもあはは!と笑う



まだ春だ。空気は春の匂いがする

優しくて暖かい空気。



ごう。と風が桜とともに過ぎ去る。

ややBL注意 駄文 俺はただの犬

何だろうな……嫌な予感がする

俺は傷口塗塩。
黒柴犬の血の入った人間だ。
同級の千名章センナ アキラの部屋から帰宅して……今は自分の部屋の前にいる

何だろうな……このいやーな予感

俺は首をかしげる。

部屋からはいい匂いが漂ってる。
同室の綺月沙夜キヅキ シャヤが夕御飯を作ってるんだろう

シャヤは人形のような相当な美形で色白でミステリアスな雰囲気の切れ長の目付きだ。
身長は俺より少し高く隈がある。
モテるだろうに左手薬指には俺やアキラもそうだが純潔の証の黒い帯状の線が指輪のように入ってる
ちなみに純潔でなくなるとこの黒い帯状の線は指輪と化すため線は消える


話が逸れた
シャヤの趣味は料理と歌、ヘヴンズゲームというバンドのボーカルをしている。
ヘヴィメタで度々和ゴスだったりする。

シルバーアクセと動物の骸骨が好きでゴシック系や和ゴスのファッションを好んでる。
ちなみに骸骨コレクションはランプにして飾っている。
髪は長髪で銀髪。ところどころ黒色メッシュがあり、また紺色の幅の狭いミツアミを両再度にゆんでいる。爪には黒のマニキュア、耳には片耳3つずつピアス、一番下は8字架だ。8字架というのは俺たちの世界の宗教のシンボルだ。これはいつか説明しよう
シャヤの目は金色……月のような色をしている…

ちなみに魔術科だ。
得意な闇の魔術を専門に研究してる。




俺は一度ため息……いや深呼吸をして思いきってドアを開け……

ガチャ。

ドアが開いた

*お帰りトシオ!待ってたよ!*

シャヤがドアを開けて俺にいった

*えっ何で分かったんだ*
俺は戸惑う

*そろそろ帰ってくるかなって思ってたし
何か人の気配したから!*

*ああそうなんだ……ってその前にシャヤ……*

嫌な予感は的中した。

*何だい*

*何だその格好は!!*

*知らないの?裸エプロンだよ*

*知ってるわ!いやそうじゃなくて……何で……そんな格好を…………*

*トシオの為にだよ!ご飯にするお風呂にするそれとも……*

*冗談はよせ!*

顔が赤くなっていくのが自分で分かる
シャヤは本当に美人だ。
そんな美人がそんな格好をしている。
俺に限らず見たら赤面するだろう。
俺は目をそらして床を見ながらシャヤに言う。

*そうキリキリするなってぇ
今4月の世界でしょお。暑くて暑くて敵わなくて!*

*おいおいまだ4月だぞ*

高校は動いているし4月の世界に停泊したいるだけなのでまだという表現は変かもしれない。

いや、それよりこいつ、じゃあ夏の世界に行ったらどんな格好になるんだよ
俺は危惧する

俺はシャヤを恐る恐る見る
エプロンの裾をバタバタさせている
下着……穿いてなさそうだ
こいつ…………
俺は動揺する

*まあいいだろトシオ〜
それより飼い主に愛情表現はぁ?*

*俺はあんたの飼い犬じゃない!*

*なかなか反抗的な犬だなぁ。よしよし。*

シャヤは俺に抱きつき頭を撫でる
悔しいが頭を撫でられるのは好きだ
大変悔しいがシャヤに撫でられるのは一番好きだ
※一文消去

*トシオはいい子だねぇ*

*噛むぞ*

俺は睨み付けて言う

*まあまあ部屋に入って!
夕御飯食べよう!
今日はビーフシチューだよ
トシオが駄目な玉ねぎは抜いてある!*

*有難う。ただ頼むから服着てくれ……*

俺は部屋に入って言う

*服ねぇ……Tシャツだけでもいい?*
シャヤがエプロンの上側だけを身体から外す。
スラーとした上半身が丸見えだ
あまりの色気に俺はまた目をそらす

*言い方を変えよう下着を着てくれ*

*しょうがないなァー*

渋々と言った感じでシャヤが棚から服を出す

裸エプロンではあるがゴツゴツしたシルバーアクセは外していない
シャヤは下着と服-真っ黒で一筋の切り傷が入り流血している模様の長袖の服と真っ黒なズボン…腰に蜘蛛の巣の柄の赤いオーバースカート付きだ… に着替えて夕御飯を机に準備する。


美味しそうなビーフシチューだ
ご飯に海藻サラダも用意されている
相方が料理好きでよかった、俺は思う
テーブルは丸いこたつ台だ。今は布団はさすがにない。
座布団に座って合掌をしてご飯を食べる

シャヤの料理は本当に美味い。
俺はあまり料理は得意ではないので料理はシャヤに任せっきりだ。


*トシオ、ご飯食べたら散歩に連れていってあげ……

*だからあんたの飼い犬ではないって!*

料理上手だが……他人を何だと思ってるんだ……いや犬だと思ってるのか……

散歩……いつも夕御飯、今日は休みだから夕御飯だが基本的に夜ご飯だ、を食べてしばらくしたら2人で散歩に出る
犬に思われてるのは不快だがシャヤと散歩というのは悪い気はしない。

というのもシャヤと散歩するといつも周りがうらめしそうに見る
シャヤはモテる。
そんなシャヤとの散歩。なかなか気分がいい
残念なのがシャヤにとってはただの犬の散歩でしかないことだが……

俺は複雑な気分になって思わず顔をしかめる

*ワンワン、ご飯まずかったかい?*

*誰がワンワンだ!!
美味い、美味いけどワンワンはやめろ!*

*俺はねー犬が大好きでいつか飼うのが夢だったんだぁ〜
まさか高校で犬飼えるなんて嬉しいよ!*

そう言ってシャヤは俺にくっついて再び頭を撫でる

*むむむ……犬だけど……俺は人間のつもり……*

*1年留年するはめになったのはショックだけど……トシオに会えて嬉しいよ*

シャヤは本当なら2年だ
病弱で欠席日数が多かった上に去年流行した幾つかの病気に尽く感染、悪化して長期入院を繰り返し出席日数が足りなくなり留年となったらしい。
初めて会った時もベッドで真っ青な顔してぐったりしていた。
今は調子が良さそうだ。この調子であってほしい。



*トシオにじゃなくて犬にだろ*

俺はムッとして言う

*お手!*

バッ!と思わずシャヤの手の上に手を出してしまった
顔がカーッと赤くなる
シャヤはにっこり笑って俺を抱き寄せて耳を撫でたり尻尾をなでる




……悔しい。
しかしもし俺がただの人間だったらシャヤはきっと俺にこんなに親近感を持って近づくことはなかっただろう。

シャヤは明るいがなんと言うか取っつきにくい。
俺の勝手な印象だが他人に対して興味が無さそうだ
他人に興味が無さそうだとはいってもナルシストという感じはしない
ただ他人に関心がない、そんな印象だ


シャヤは俺が犬だからこそこんなに優しくしてくれる
俺が犬だからこそ…笑顔を見せてくれる


俺はふと疑問を持つ
だから何だ?
俺が人間でシャヤが俺に対して興味を持たなくても別にいいだろう
シャヤは相変わらず俺に抱きついたまま頭を撫でている
俺の尻尾は反射的に喜びを表している
犬だからこそ……
犬でなくて人間なら……


暑いと言ってたわりに冷たいシャヤの腕の中……今日も移りそうだな、シャヤの香水…ミステリアスさを助長させる不思議な優しい甘い匂い……
そんなどうでもいいことを俺は考える……

人間のつもりなのに俺は今日もただの犬。
悔しさは強いがしかし…それでもいい
シャヤの腕の中が心地いいから…………

駄文*浮かばれぬ人斬り(鬼砂話)

桜の絨毯は赤く染まっているだろう
月に翳された怨みの刃、飛び散る赤い飛沫、笑ふ烏、私の目に業火が映る

一体何人斬っただらうか
逃げに逃げ続けて何年目だっただらうか
私はただ依頼でしたまでだ
私を斬っても人間の憎しみは永遠に廻り続ける
くくく

女。あんなに明るい女が般若のやうな顔になって人斬りの私さえ恐ろしいと感じたぞ
女め。初めから私を知ってゐて……
あんなに明るく振る舞って心のなかはどす黒かったのだな


ああ業火が近づく
身体が熱い煮える、煮える
私の心もいっそ溶かしてくれ
くくかかか

しかし私は望みたい
輪廻して今度こそ全うな人生を………


---




天に届かぬ浮かばれない思い、叫び
かあいそうに……
どれ、私が救ってやろう。
業火でさえ焼き付くすことのできなかった悲しい思いを私が天に届けてやろうぞ

ちょうどよい人形ができたからの
これに魂を入れての……

-

目が覚めた
全てが夢だったのか
それなら誠に残念だ
しかしあの痛みは何だ
あの悲しい思いは誠だ
あの真っ赤な業火は…
夢ではなかろう、なら何だ


見知らぬオッサンが俺の顔を覗いている
……
ああ身体が冷たい……


オッサンが口を開く
わしの家じゃてな、お主は人形に魂を入れられて蘇生したのじゃ
お主が天に昇れるやうに協力しようぞ
業火で焼けなかった罪はここで償おうぞ
業火で溶けなかった心は唯一の人の心ぞ



あんた胡散臭いな
一言言う



かっかっか、よく言われるわい
オッサンは喧嘩煙管を吸いながら笑う


俺は起き上がる
身体がギシギシする

外を見る。大きな満月と桜の木…
あの日と同じ
鳥肌がたった

俺は救われる価値の無い人間だ
天に昇れるとも思えない
まあしかし何かの縁だらう


わしぁ行手永眠ユクテエイミンじゃ
人形師のこれでも坊さんじゃあ

私は鬼砂切流キズナキレル
人斬ぞくくく

もう元じゃあてかっかっか


こうして俺と胡散臭いオッサンとの旅が始まった



◇あとがき◇
続きがありそうでないかもしんない

春のような章*駄文

俺は傷口塗塩
神世睦月高校1年で黒柴犬の血が入った半人だ。
今日は同級で同じ歴史調査委員会の千名章の部屋、高校は全寮制だ、にいる。

今は4月というか神世睦月高校は今は4月の世界の桜の国の上空に停泊している。
だから4月だ
青い空の中桜吹雪が窓を駆け抜ける。
いい眺めだ。


ぼんやり窓を見てると簡易台所スペースにいた千名章アキラ、髪と目は俺と同じ黒と茶色、短髪だが2本長いみつあみがでており穏やかで少し垂れ目だ、が茶菓子を持ってきて机に置いた。
それを俺に渡し今度は机から米粒を10個持ってきた

アキラが米粒を見ていう


*今度さあ何でも即売会が体育館であるんだけどね〜
僕も参加しようと思うの*

*ほう。まさかこの米粒を売るのか*

*察しがいいね〜そう、この米粒。*

そう言ってアキラは虫眼鏡を俺に渡した

米粒には色がついている。
見た瞬間まさかとは思ったが……

俺は米粒を手に取り虫眼鏡で見る

米粒にはアールヌーボー調の華麗な絵が描かれていた。
装飾の中にアキラのような優しそうな人が描かれている

*すごいな、描いたのか*

俺は他のも見ながら話す

*うん。ほら歴史調査委員会で僕はひたすら墨と筆で注記してるでしょ
米粒に絵が描けるような気がしてさぁ〜試しに描いたら意外と描けたの!*

*面白いな。売れると思う*

*トシオならいくらで買う?*

*それは……難しいな……*

*値段に困っちゃって……*

アキラが困った顔をする

*描かれている絵がすごいから1000渡華以上でもいいと思う*

俺は言う。

*じゃあ1000渡華にしよう*

アキラはそう言ってお菓子に手をつける

*桜、綺麗だよねぇ、今桜の国なんだよねぇ*

*降りてみるか?明日から1年も下の世界へ降りれるぞ*

*そうだねぇ……降りて桜の見える団子屋でもあればそこで一休みしたいねぇ*

*そうだな。桜の国は和国とも呼ばれ着物を着た人や人力車などがあるらしい。リーチやコトギリも誘おう*


アキラは一瞬困惑した顔をしたが

*そうだねぇ*

そう笑顔で言った

リーチもコトギリもトラブルメーカーだ。危惧したのだろう。


桜の国。相当な美しい国だと聞く。
上空から下を覗いても独特な雰囲気の漂う街だというのが見てとれる。

この国では桜吹雪の中で風に舞いながら舞手達が踊り流れる桜吹雪の舞というのも有名だ
先輩達はもうその舞を見ただろうか

いや、歴史調査委員会の先輩達は今頃桜の国の歴史調査関係のとこへ行ってその歴史に夢中になってるだろう。
舞よりそっちの方が優先だろう。

ふ。

俺は笑う。
俺も同じだ。歴史が知りたい。
高校戦争だけでなくありとあらゆる国の歴史を。


俺はまた窓を見る
相変わらず桜吹雪が舞っている

4月の世界……桜の国。春。
アキラも春のような人だ。優しくて穏やかで温かい。
アキラを見る。穏やかな目が微笑んだ。
部屋に桜吹雪が舞だしたような、そんな錯覚がした。



俺はハッとして思わず米粒を見る
何かから目を反らした気がしたが分からなかった……
どこかからクスクスという笑い声がしたような気がした
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