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2016.12.19 17:21 [Mon]
月下の恋人(3)


主人公:ほのか
手持ち
ミレレ/アシレーヌ♂ Lv68
モーリス/ゴロンダ♂ Lv26



▼ハウオリシティ
ポートエリア
仄「あ! …えーっと、イリマメ!?」
イ「はい、イリマです」
仄「それ! イリマ!!」
ミレ「(惜しいねぇ)」
森「(っていうかなんで誰も島巡り始めたばっかのガキがこのレベルのアシレーヌ連れてることにつっこまねぇんだ)」
仄「おれのオーラがすでにラスボスだから?」
森「(ねぇよ
…お前さんのはもっとこう、なんだ…)」

???「ヨヨヨー!」
???「あいさつなしがおれたちスカル団のあいさつ!」

森「(あ?)」

スカル団下っぱ「キャプテンのポケモンおれたちにくれないッスカ?」
森「(!! …おい、こいつら…)」

イ「…あぁ、トレーナーズスクールの! さっそくハウオリに来たんですね」
仄「イリマが試練受けろって言ったんじゃん〜」

下っぱ「「!!」」



▽おいおい!
下っぱA「すかした野郎にすかされてるじゃねーか!!」
下っぱB「いっちょやるッスカ!」
仄「アッ そういうの大丈夫です」
森「(ここまでアピールしてんだから相手してやれよ…)」

イ「…やれやれです
人のポケモンを盗ったらドロボウですよ」
仄「野生のポケモンを獲ってもドロボウにならないのなんで?」
イ「……ほのかさんでしたね
そちらの相手をお願いします」
仄「アッすかされた」

下っぱB「オレがポケモンを使いこなすすごいとこ
みせてやりまスカ!」
仄「こいよワンパンで終わらせてやる
ミレレ」
ミレ「(はーい!)」



▽まじっスカ!?
下っぱB「終わりっスカ!?」

下っぱA「おい相棒! なかったことにしてずらかるぜ!!
イリマのポケモンなんかいりませーん!!」
仄「は? かわいすぎか?」
イ「もう一度…やれやれですね」
仄「おまえもかわいすぎかよぶち犯すぞ」
イ「ん? ふじおか?」
仄「は? ひろし?」
ミレ「(歌って踊れるオトコの娘の本性がうずいちゃいそう…///)」
仄「こういう自分が優位にいることを信じて疑わないやつ泣かせるの楽しい」
森「(思考まで御主人だと…?)」



▽さてとー
イ「きみもポケモンもお疲れさまでした
さて…」
仄「お? なんだこら、ヤるか? ヤんのか?」
イ「はい! ボクの試練に挑めるかチェックさせてもらいます!」
仄「ちょっと待ってて化けの皮剥いでくr「ヤングース!」…あ、そっち!?」

イ「キャプテン イリマが自慢するポケモンたち
ご覧あれ!」



▽vsイリマ
仄「ミレレ、うたえ!」
ミレ「(…思い出すなぁ
あの時はあぐあぐのお尻を眺めてただけだけど! ボクだって負けないんだから!)」

イ「……!
はい! キミの勝利ですね!」

仄「ちょ、イリマ戦闘中のポーズじわるんだけど」



▽キミは…
イ「いえ、キミたちはおもしろいチームですね!
ぜひともイリマの試練に挑んでください!
ではアローラ!」
仄「おい待てリトル修造
そのしじみがトゥルルってるみたいなポーズの説明してけこら」
ミレ「(オタクは自分のスタイルに関しては人の話聞かないよほのか)」
仄「……心当たりありすぎて閉口」





▼ハウオリシティ
ショッピングエリア
仄「…………………」
ミレ「(ほのかの思ってること当ててあげる
このタンクトップブラックが好きそうだなぁ)」
仄「……ちょっとミレレおれより早くおれの考え言い当てるのやめて」
ミレ「(カノちゃんが同じの見てたからつい)」
仄「趣味じゃないのに気になると思ったらそういうことか…
おれはグレーのボーダーTシャツが好きだけど
似合う?」
ミレ「(んん…全体的に白いかなぁ…差し色欲しい)」
仄「じゃあミレレと一緒の青にしようかな〜」
ミレ「(わぁいおそろい♪)」
仄「パンツは白にしよ」
ミレ「かわいい〜」

森「(…ぱ…パンツ…?)」
仄「パン↓ツ↑」
森「(???)」
仄「ズボン」
森「(あぁ…)」

ミレ「(あぐあぐも同じ言葉がわかんなくてカノちゃんにおっさんって呼ばれてた)」
仄「タートルネック」
森「(?)」
仄「とっくり」
森「(あぁ…)」
仄「これもはやおじいちゃんでは」
森「(…うるせぇ)」



▽ハウオリシティ 出口
リーリエ「ほのかさん!」

仄「んぁ……リーリエ?
さっき服屋入ってなかった? 服変わってないね」
ミレ「(服屋とか言ってる時点でほのかもおっさん)」
仄「っさい」

リ「あ…わたしよく迷うんです
道もわからなくなるし服も買えなくて…」
仄「かわいいのに?」
リ「えっ」
ミレ「(ほのかだって自分の色がわかってなかったじゃん?)」
仄「…そういうもんかなぁ」

リ「あの…いよいよ試練に向かうのですね
本で読みました
なんでも昔の島巡りは守り神さんと戦う強さをみにつけるための旅でもあったそうです」
仄「…なるほど」
リ「カプ・コケコさんに会えたらどうしてほのかさんやほしぐもちゃんを助けてもらえたのか
わかるのでしょうか…?」
ほしぐも「ピュイ!」
仄「………そうだね
おまえはちゃんと知ってるね」
リ「……?」
ミレ「(………)」


リ「ほのかさん
試練、頑張ってくださいね
わたしも応援しています」
仄「…ん
おれたちが強いってことを見せつけりゃいいんだね
頑張ろうねミレレ!」
ミレ「(…うん)」

森「(……?
せっかく御主人もどきがやる気になったのに不機嫌だな)」
ミレ「(あれはやる気だしたふりだよ)」
仄「バレテーラ」
ミレ「(それも古い)」




▼きのみ畑
デリバード「ぐっぬー!!」
仄「ぐっぬぅぅぅ…!
かわいすぎかコラァァァ…!!」

ミレ「(わりと被害出てるのにスカル団は暇を持て余したバカどもが暴れてるだけって認識でいいの…?
っていうかスカスカ言ってる彼結構グイグイくる感じだったんだ)」
森「(アイツ一心不乱にデリバード撫でてるが試練受けにいかないのか)」
ミレ「(ボクじゃなくてほのかに言って)」
森「(おい… )」
仄「やー…
ごめんってみれい、ちゃんとやるから機嫌直して」
ミレ「(…本当?)」
仄「ん」
ミレ「(………わかったよ)」



▽ほのかー!
ハウ「ポケモン元気ー?」
仄「あ…えっと、ハウ
めっちゃ元気だよ」
ハウ「おれのポケモンはー、ちょっと元気じゃないー!
ほのかポケセンいこ!!」
仄「……最近の子はコミュ力高いなぁ」
ハウ「あははー! ほのかおっさんくさいー!」
仄「ふは
よっしゃ、ポケセンいこ!」





▼茂みの洞窟 前
仄「ミレレ大丈夫?」
ミレ「(もちろん!)」
仄「それじゃあいこうか!」
ミレ「(とちらないでよほのか!)」



▽はい!
イ「キャプテンのイリマです」
仄「チャレンジャーのほのかです!」
イ「はい、元気がいいですね」
仄「やる気出さないとミレレに見捨てられるからね!」
ミレ「(愛ゆえのスパルタだもーん)」
イ「やる気は十分と言うことで…」
仄「アッすかされた」

イ「ボクの試練は…
茂みの洞窟でおこないます!」

イ「島巡りの試練に挑み己の限界を超える…アローラのしきたりだそうです
茂みの洞窟に入ったら試練を終えるまで出られません!
準備はよろしいでしょうか?」
仄「もちろん!!」
イ「ではお待ちしています!」

仄「……えっ、またすかされた!」
ミレ「(そうだねぇ、追いかけようねぇ)」
仄「ミレレさんからのプレッシャーがすごい」
森「(アシレーヌの特性はげきりゅうのはずでは)」





▼イリマの試練
仄「おぉ…いい雰囲気の洞窟…
銀たん好きそう」
森「(銀たん?)」
仄「あ、モーリスは知らないのか
…でもアローラにパルキアの穴開けるとしたらテンカラットヒルかポニ島のどっかかなぁ」
ミレ「(人目に付かない霊山よりは
カプ系に許可を得てカプの神殿に開けれないかなってカノちゃんは言ってた)」
仄「ゲスかな???」
森「(つうか試練の前なのに余所事かお前ら)」
ミレ「(緊張でガチガチにならない神経を褒めてよ)」
仄「なにそれおいしいの?」

イ「あらためて
茂みの洞窟にようこそ! キャプテン イリマです
キミがするべきことは…」
仄「暗がりでかわいこちゃんと二人とかやることはひとつな気がする」
ミレ「(やっちゃう〜?)」
森「(やめろ)」
ミレ「(ひゃん! …暴力反対〜)」
仄「あ、後ろは気にせず説明しちゃってください」
イ「元気がいいですねぇ」



▽ふむ
仄「巣穴のポケモンを3匹倒してぬしポケモンと戦うだけのお仕事ね
おけおけ」
ミレ「(がんばろ〜!)」
仄「おー!」
森「(………)」



▽それでは
イ「イリマの試練 はじめ!」

ロトム「ポケモンたち強いけど頑張って奥へ進もうロト!」
仄「おわぁ! …ロトム図鑑の存在忘れてたわ」
ロトム「酷いロト〜!」



▽しかし
仄「環境が違うとコラッタってこうなるのかぁ」
ミレ「(もともとのコラッタがわかんないから何も言いようがないけど…ボクだってジョウトの海では違った姿だったかもね)」
仄「うずまき島の近くとかは潮の流れも速いからねぇ」

森「(待て…! 身のこなしがやばすぎるぞお前ら!)」
仄「モリモリもできるよ! かくとうタイプだし!」
ミレ「(わぁ、ほのか逆立ちはさすがに危ないよ)」
森「(出来るか!! おい、つうか危ねぇ、苔生えた岩の上で曲芸やめろ)」
仄「滑らないようにするコツがあるんだよ〜」
森「(岩肌をよじ登るな! 正規のルートを行け!)」
仄「与えられた試練をはるか斜め上にこなしたい年頃」
森「(…こ、)」
仄「こ?」
森「(こいつ俺がついてねぇといつか調子に乗りすぎて死ぬ…)」
仄「おれのポケモン絶対こうなるのなんで???」
ミレ「(ほのかが悪い)」



▽最後の1匹が
仄「小賢しい…本気で追い詰めてくれる」
森「(危ねぇことすんなよ)」
仄「………あ?」

下っぱB「ヨヨヨー!!」
下っぱA「リベンジオブきのみ畑!
おれらのこと覚えてるか?」
仄「え? うん」
ミレ「(あれ? 素直だ…
カノちゃんは普通に知りませんって言ってたのに)」

下っぱA「おお! おれたちソックリなのにすごいな!
ってどうでもいいよ! こいつの試練を邪魔するため忍び込んできたんだぜ!!」
下っぱB「そうでした! それではさっそくコイツのポケモン奪いまスカ!」

仄「いやぁ…おれポジション曖昧だけどロケット団員だからさぁ…本業のマフィア相手に地元のイキったガキの集まりが何しようっての?」
ミレ「(笑顔でゲスいこと言うあたりやっぱりカノちゃんたちのオリジナルだった
えいっ、ムーンフォースv)」

下っぱA「おれこんなに弱くてスカル団でいいのかよ!?」
下っぱB「まじっスカ! なんなんスカ? 強すぎじゃないでスカ!?」

下っぱA「アイツやべーよ!」
下っぱB「なんてゆーか試練の場所ヤバくないでスカ!?」
下っぱA「普通のポケモンがちっとも姿を見せないのアイツが強すぎるせいだろ!」
仄「アイツ?
ぬしポケモン?」
ミレ「(そうだねえ)」



▽あの
下っぱB「あのですよ…? 奥にヤバいのいるからおまえも逃げたほうがよくないでスカ?」

下っぱA「逃げるんじゃねー! リベンジだ! 巣を見張ってコラッタ捕まえる!」
下っぱB「まじっスカ! よーしやるっスカ!!」

仄「は? かわいいがすぎるんですけど??? おれがほんとの姿だったら襲ってんぞ」
森「(やめろ)」
ミレ「(じゃあほのかはボクに抱かれとく?)」
森「(お前もふざけんな)」
ミレ「(ひゃん!)」



▽ドイテーヤァ!
仄「どかんわ! 出て来いや!」
ミレ「(でんでらりゅうばでてくるばってん)」
森「(おい…洞窟で大声出すな…)」
仄「でんでらでんならこっちから行く!」
ミレ「(ムーンフォース〜)」

仄「試練ポケモン撃破!
いくぜぬしポケモン!」



▽ぬしゃしゃ!
仄「でっか!!!!
おれよりでかいじゃんまじっスカ!?
ミレレ、ムーンフォース!」
ミレ「(はーい!)」
ぬしラッタ「(ちょwww仲間呼ぶ暇www)」



▽なんというトレーナーでしょう!
イ「ボクが鍛えあげたぬしポケモンを倒すだなんて…! さすがとしか言いようがありません
ポケモンと力を合わせ、イリマの試練達成!」
仄「wwwちょwwwwwぬしラッタwwwノリがネテロに激似なんだけどwwwww」
ミレ「(ボク前は見てただけだからあんなんだとは思わなかったなぁ…)」



▽試練達成!
仄「ほええ…これがZクリスタル」
イ「それをノーマルタイプの技を持つポケモンに持たせて…
このようにエレガントなポーズをすることでノーマルタイプの技を強めるZパワーを放てますよ?」
仄「お、おう」
イ「では次に進みましょう」

仄「…こう?」
ミレ「(よく一回で覚えられるよねぇ)」
森「(いらねぇぞ。持たせようとすんな)」



▽キャプテンマジック!
仄「は??? だからなんなのそのかわいさ犯すぞ???」
イ「ん? フォーカス?」
仄「こいつの鈍感系ヒロイン難聴芸なんなの
スタイリッシュに聞き間違えてんじゃねぇぞ」
イ「キミの反応が面白くてつい」
仄「確信犯かよ!」

ミレ「(まぁ正直ほのかって11歳にしてもちっちゃいから…)」
森「(ガキが粋がってほざいてるようにしか見えんな)」
仄「あと1年経ったら伸びるもん…!」
ミレ「(でもいまちっちゃいじゃん)」
仄「わぁぁぁん!」

イ「………」



▽やぁ!
ククイ「ほのか! イリマの顔をみるに試練達成かな」
仄「わあ!」
イ「ククイ博士!」

仄「博士ぇぇぇミレレがおれのことちっちゃいって言うぅぅぅ」
ク「はっはっは! 男の子の成長期は遅いもんさ!」
仄「最終的におれ170越えるもんちっちゃくないもんんん」
ク「…うーん、アローラでは170はちょっとちっちゃいかな?」
仄「とどめ刺さないでよぉぉぉ!!」

ミレ「(あの人も175cmでちょっと小柄だから、問題はないと思う)」
森「(あ?)」
仄「えっ? あの人? だれ???」
ミレ「(あ、そっか
ほのかは自覚ないんだっけ)」
仄「???」

ク「…いやぁ
ぼくもポケモンと話せたらな…! と思わせる光景だぜ」
イ「話せる……ポケモンと? 言語でですか?」



▽……?
仄「あれ、この地方いちいちこういうことやってくパターンなの?」
ミレ「(カノちゃんたちは隠してたよ)」
仄「じゃあおれも次は隠すか」
ミレ「(………)」
イ「次…?」
仄「気にしなくていいよイリマ」

イ「…まぁ、信じがたいですが、実際目の前で見てきましたしね
ところで博士、浮かない顔ですが…」



▽ああ!
ク「ド忘れしていた!
あれなんだ! リーリエとはぐれてしまってね…」
仄「マジか」
イ「…念のため洞窟の様子をみにいきますね」
ク「ああ、手分けして探すとしよう!」

仄「マジか
…まぁ、あの子には興味ないけど」
ミレ「(………)」
仄「あのポケモンには興味あるなぁ…
月のにおいがする。トウヤと一緒のにおいだ」
ミレ「(…わかっちゃうんだもんなぁ)」





▼やぶれた世界
叛「要望は理解しました」

黒「…了解はしてくれんか」
叛「理解した上で最もあの子にとって有益な方法を選ぶだけです
ブラック=オブシディア」
黒「…あ……?」
叛「あなたはあの子をどうしたいのですか」
黒「伝わらなんだか」
叛「救いたい止めたいではなく、具体的に
どういうアプローチをかけどういう言葉で説明するのか」
黒「…その時になってみんとわからんな」
叛「今のあなたでは言葉より先に手が出てしまいそうですね」
黒「………否定できん」

叛「ならばあなたの行き先はひとつ」




仄「次…?
次の試練があるのか…」

▽ほのかはレポートに書き残した!

主人公:ほのか
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Category:冒険記録



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