2017/3/25 Sat 08:54
かみさま(松SS)

話題:二次創作小説


※松創作です※

※登場人物は『おそ兄』のみ
(イヤ‥若干もうヒトリ‥)
『宗教松』です※

※何でも許せる方は
ご招待※

※無理な方はここで
バイバイです※
┏○゛

※加筆あり20170328※



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お前らはいつだってそうだ



目の前に欲しいモノを
ぶら下げておいて
もう少しで届くって時に
無垢な笑顔でさらっていく


一瞬の出来事だった
俺はいつものように
あの方の住まう泉に
遊びに来ていた


突然現れた白い羽の群衆に
あの方はさらわれてしまった


『おそ松助けて!‥』
『っ‥‥‥!!』


助けを求めるその腕は
俺には届かない


俺を見ていて面白いかい?
幼子のように泣きじゃくるあの方を
追う姿はまるで滑稽だろう?


『ふざけるのも大概にしておけ‥』


怒りで我を忘れた俺は
瞬時に変わり果ててしまった


純白だった翼は
漆黒の蝙蝠のソレに
光輪は真っ赤な角に
絶望は黒い尻尾に
怒りは爪と牙を伸ばす


血の涙を流しながら
紅く染まった瞳で見た世界は
まるで焔に包まれているようで
とても綺麗だった


『こんな世界なんて
偽善なお前らごと
全て焼き払えばいい』


そう思い手を翳すと
炎が空を舞う


揺らめく焔の群と
逃げ惑う純白な獣


知らず知らず
咆哮のごとき笑い声が
辺りを谺する


嗚呼
こんな醜い姿になっても
お慕いしています


抱いてはいけない感情は
俺を益々黒くしていく


『出来る事なら添い遂げ
あの方の傍らに居たい
ただそれだけなのに‥』


真っ赤な涙を流し
漆黒の翼で舞い
目の前から消えた
清らかな泉に住まう
想い人を探す



この世界の終焉の
その時まで





end



††††††††††



雷地には珍しい
『速度松』でした


昨日描いていた宗教松から
イメージして作りました


悪魔は元々天使が堕ちて
変化したと言う設定が前提です
自己利欲に素直な
堕天使が大好きですw


天使だったおそ兄も
その想いを拗らせて
堕ちてしまいました


久しぶりな松SS


少しでも
楽しんでもらえたら
幸いです


※今回のように少しずつ加筆していくかも
しれないです※
20170328





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