話題:メンタル
長い躁状態が終わり、ある日私は身動きひとつ出来なくなった。
頭を掠めたのは仕事!
これじゃ、仕事が出来ない!
病院にやっと行けるようになって言われたのは鬱。
でもね、鬱の薬は効かなかったんだ。だって本当は躁鬱だから。躁鬱にとって、その薬は、逆に酷くさせる薬だったのだ。
頭の中は、ずっと昔からのことと、それに伴う感情と仕事出来なくなった恐怖で埋め尽くされていた。
だって唯一の自信。一人でも生きていける。という自信が、木っ端微塵になったのだから。
まあ、もともと、いつのまにか躁鬱だったんだけどね。
半年間仕事と家事手抜きなしが出来たと思ったら、次の半年間は寝込みがちになるという周期を繰り返していたのだから。
でも病気だなんて、気付かなかったんだよー
私は、そういう人なんだと思ってた。短気集中型というか、完璧に半年間やり過ぎるから、ダメなんだと思ってた。
現に家事を手抜きしたら、仕事は半年以上続いてたしね。
仕事は、自分をキチンと評価してくれるから好きだったんだー
だけど…仕事が出来なくなった…手につかなくなった…いや、それどころか、寝込む以外何も出来なくなったんだ。
男に食わせてもらわなくても、一人で食っていける!という根本が崩れた。
恐怖しかなかった。
私は役立たずになったと思った。
捨てられる…捨てられる…捨てられる…
そんな恐怖。
私は役立たずになった自分を呪った。
私にとって結婚とは契約だ。どちらかが倒れれば、どちらかが助ける。でも、それは建前で、私と結婚したい人は私を利用したいだけだと思ってた。
つまり…働けなくなったら用済み…
まあリーマンショックくるまでは、主人も別に私を捨てようとはしなかったけどね。
でも…用済みの時は来たんだよ…
私の貯蓄が僅かになった時にね…
結局、主人も私を利用したいだけだったのか…と落胆したね。
今でも、ちょっと思ってるね。
でも…もう今更、私は仕事出来ないんだよね…
躁鬱でも、若ければ仕事出来るかもしれない。でも私は年で…体力もなくて…今は生きてるのが、やっと。
もう主人に養ってもらう以外ないんだよね…
それがちょっと…負い目。
いつのまにか病気になってたから、何が原因かは、わからない。
病院では、原因を重要視しないからね。
どちらかというと、今から、どうするか?
だからね。
私は、大躁や大鬱が来ないように調整されてる感じ。調整するように指示を受ける。
上がり過ぎないよう、下がり過ぎないよう、フラフラしてもいいけど、いきすぎないよう。
結局のところ、薬は補助だから、自分で調整することを覚えていくしかないんだよね。体調に響かなきゃ大丈夫だとは言われてるけどね。
まあ最近は寝てるし、もうあんな酷い状態は来ないだろうと思う。
以前は自分一人で抱え込んだりしたことも、先生に話してみたりしてるしね。主人の戯言には耳を貸さないけど、先生の助言はキチンと聞くよー
でも…やっぱり仕事出来なくなったのは辛いね。
また何かあれば言われるのかなぁ…重荷って。
やっぱり利用するために結婚したのかなぁ…という思いは、なかなか消えないね。

注:半年周期の時は、寝込んでる時も家事はしてた。家事をする時以外の時間、寝込んでいただけ。

注2:病気を酷くさせる元凶が近くにある場合は遠ざけられる場合あり。例えば毒親と暮らしてる場合は一時入院などをして遠ざけられる処置を行うこともある。
私の場合は元凶から既に遠ざかっているため、自分自身の問題となっている。
ケースバイケースなので、私が正しいというわけではないです。