幻想新境地

幻想新境地


ほぼ、どっかで見た的な話が入った新境地
ファンタジー色が濃く、現実離れしていて無駄に長いです 数字に名前を当てはめて、あとは運を天に任せましょう。場合によってはCP表現、キャラ崩壊がある、というよりキャラ崩壊が大前提なので注意です。手抜き仕様。暇つぶしにどうぞ。


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げんそうものがたり
はじまりはじまり


1,夜に子供のもとに現れる眠りをもたらす精霊(6)
子供たちがベッドに入ると、小さな(6)はベッドの上にちょこんと腰を下ろし
楽しい話をきかせてあげる

(6)「よしよし、良い子、良い子」

眠る良い子の頭を小さな手で撫でる妖精(6)

一緒に居る(3)は悪い子には眠る時に真っ黒な魔法の傘を上にかざし 悪夢を見せる

(6)「いったいどんな夢を見せてるんだ?」

(3)「この子の嫌いなものに追いかけられる夢だ」

(6)「この子の嫌いなものってなに?」

(3)「ピーマンが嫌いらしいから、筋肉ムキムキの足のはえたピーマンが群れをなして追いかけてくる夢を見せている」

(3)は真顔でそう答える(6)に絶句するしかなかった

良い子には良い夢を見せる妖精(3)
悪い子には悪夢と言えば悪夢なのだが何か変な夢を見せる妖精(6)


2,(5)「なに泣いてんだ、おめー」

ドワーフの(5)が一人で泣いている女の子に声をかけた どうやら女の子はいじめっ子たちに無理矢理髪を剃られて坊主にされてしまって泣いていたらしい

(7)「また惨いことするなあ…なあ、何か俺たちに出来ないかなあ?」

乱暴に刈り上げられて傷がついた女の子の頭を優しく撫で、悲しそうな表情を浮かべる(7)

(5)「めんどくせえな…」

めんどくさがる(5)だが、シクシクと悲しげに泣く姿を見かねて 女の子に向かって「三日後、ここに来い」とだけ告げ

(7)を連れて魔法具を作る鍛治場にこもった

三日後、女の子の元に 大きな箱を持って(5)と(7)がやってきた どうやら三日三晩でカツラを創ったらしい ただのカツラではなく黄金から紡いだ糸で作られ、あり得ないくらい細い髪の毛一本一本が魔法で細工した美しく輝く純金で出来ており まるで本物の髪の様に伸び、やわらかく波打つ魔法のカツラらしい

女の子にそれをかぶせてあげると 女の子はまた明るい笑顔を取り戻して ドワーフたちにお礼を言った

(7)「なんだかんだ言って、良いところがあるじゃないか」

(5)「…うるせえ、俺は人間が嫌いだ」


そう吐き捨てる(5)だが、本当は女の子の笑顔が戻って一番喜んでいるのが(5)だと言うことを長い長い付き合いの(7)は知っている

投げれば必ず標的を貫き、持ち主の手元に必ず戻ってくる魔法の槍
不思議なアイテムなら何でも創れる

頑固な性格をした(5)と優しくお人好しな(7)
ドワーフのコンビ


3,戦士の国を統治する戦王(8)の元に一人の若者がやってきた (10)と言うその若者は(8)の周囲に居並ぶ戦士たちを怖れる気配もなく じろじろと王を見つめながら こう言った

(10)「(8)王は威風赫々たる王と聞いて居ましたが、こうして見ると小さい棒切れの様ですね」

勇敢ではあるが短気ではない(8)は若者の言葉に笑顔を浮かべて

(8)「お前は私に通り名を与えてくれるのだな、それでは私は今日より棒切れの(8)と名乗ろう 名を与えてくれた礼に 私もお前に贈り物を授けよう」

(8)は自分の手から黄金の腕輪を外して(10)に差し出した
(10)はその腕輪を右腕にはめると、左手を背中にまわして言った

(10)「相棒が立派な飾りを貰ったのに、自分だけが裸で居ることを左手が恥ずかしがっています」

悪びれもしない(10)の態度を(8)は面白がり 自分の腕からもうひとつ腕輪を外して左手にはめるようにと(10)に与えた

(10)はこの贈り物を受けとるとふてぶてしい態度をあらため、真剣な面持ちで厳粛な誓いをたてた

(10)「王よ、私は貴方に忠誠を捧げる 貴方が誰かに討たれた時には、貴方から授かった腕輪をはめたこの手が その者に復讐するだろう、我が王、我が君」

戦王にして賢王と呼ばれた(8)の傍には 常に 黄金の腕輪をはめた戦士が常に付き従っていたと言う


4,世界を支える巨大な大樹
その大樹の根が浸かる泉は一口飲めば偉大な知識を得ることが出来る知恵の蜂蜜酒に満たされている


(9)「大きく育てよ〜」

(2)「これ以上 大きく育ったら大変じゃないか?」


世界樹の根を優しく撫でながら 「大きくなれ」、とにこにこ笑う、世界樹の守人(9)と 呆れながらも (9)と一緒に根を撫でている
知恵の泉の守人(2)


5,様々な生物を繋ぎあわせて作られた合成獣キマイラ

最愛の人を失ってから研究室に引きこもる様になった(4)は その人の亡骸と動物の亡骸を組み合わせて
合成獣を作った

腕の代わりに翼が2つ、上半身は愛する人の体、下半身は魚の異形の姿
目を開けた(1)の目の前には少しやつれた人物が
返り血に染まった白衣を着て微笑んでいた

(4)「おかえり、(1)」

水に満たされた人工池
其処の岩に腰かける(1)に(4)は毎日毎日、嬉しそうに幸せそうに語りかける

(4)「(1)、今日はな、こんなことがあったんだ」

(1)「……」

(1)はただ無言で微笑み (4)の話に耳を傾けている

(1)「…(…(4)が幸せならそれでいいか)」

それは生命への冒涜?
神への冒涜?
魔道に産み落とされた呪われた存在?
狂気に走った魔術師(4)と彼(彼女)に作り出された合成獣の(1)


お疲れさまでしたm(__)m
暇潰しに役立てたなら幸いでございますです。


感想などありましたら…


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By 櫻羽 涼大(さくらば りょうた)さん
17-08-31 17:07

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