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いつかをつげるこのそらを＋
「みこ、すごい朝焼けだね」
「うん、すごいね」
「この空は、何を告げてるのかな」
「うん、何だろうね」
「みこ、もし今日
世界が終わるとするなら、どうする？」
「まこは？」
「…あたし、あたし、…うぅん、わからない」
「うん、ぼくもおなじ。でも」
「…でも？」
「きっと、いつもと変わらないと思う」
「かわらない…」
「うん。いつも通り…神様に今日を迎えられた感謝をして、義父さんとまこにおはようって言って、学校に行って、勉強して、みんなと笑いあって、ご飯を食べて、義父さんとまこにおやすみって言って、神様に今日を健やかに過ごせたことを感謝するんだ」
「それが、いいね」
「…なんていってるけど、
オロオロしちゃうだろうなぁ」
「あっはは」
「えへへ」
あたしたちに「時のしるし」がわからずとも
今この時を大切にしていれば
いつかの「時」が来ようとも
きっと、受け入れるとこができるでしょう
-エムブロ-
