それは、わたしが小学3年生の頃の話です。
当時オートロックマンションの6階に住んでいたんですが、全国でマンションの部屋番号のプレートに、○や△など、謎の記号が書かれるイタズラが流行っていました。
噂によると、セールスの仕業だったり、怖いのは泥棒同士の暗号だったとか。
そして、当時住んでいたマンションの部屋番号にも、記号が書かれていました!
まぁ、親がすぐに気づいて消しましたが、オートロックなのに犯人はどうやって入って来たんでしょう?
さて、ある日の朝です。
ベランダから、ガサゴソと音がするので目が覚めました。
6階のベランダから、ガサゴソガサゴソと。
まだ皆んなが寝ている時間ですが、音は鳴り止みません。
次の瞬間!隣の部屋から父の叫び声聞こえました!
「カァアアアーーー!!!」
なんと、音の正体はベランダのゴミを漁るカラスでした。
カラスを追い払うために、父はカラス語で叫んだのです。
このとき父がカラス語で何を叫んだのか、15年たった今も誰もわかりません。
怖いなぁー、怖いなぁー。