Aug.02  22:45






あの日から時計が止まったままで、動かせないでいる。電池は買って枕元においてあるけど未だに付け替えれない。
多分期待する未来のためにとっておいてあるのかな。まだ自分の時間を動かしたくないんだと思う。動かしちゃだめな、気もしてる。これは罰なのかな。
せっかくアナログで遅刻しないように大きい掛け時計なのに不用品だ。意味を為してない。
でもそれが今の自分に似ていて嘲笑する。空っぽなんだ。

帰り道もいつも心の中の中の方の自分が泣いてるのがわかる。うずくまって泣いてる。寂しいよ、辛いよ、助けてよ、って求めてる。
それを可哀相だなって客観視してる自分も。
なんて醜いんだろう。
物語の中なら王子様が助けに来てくれる?
助けに来てくれるなんて希望を持っちゃいけない。自惚れてたら負けだ。最悪な、より最低な状況を想像しろ。そうしたら絶望なんてしない。期待はずれとは無関係。
でもどこかすみっこで、期待しちゃうんだよね。もしかしたらって、。
この間すれ違った。見たこともない服装で、雰囲気が前とは違って明るかった。変わってしまった気がした。
びっくりして、時めいて、恥ずかしくて、怖くなった。
声をかけたかったけど先輩といたし、何より今の自分じゃ、まだだめだと思った。まだなんだと思った。
すごくどきどきして、本当、中学のときの初恋みたいに緊張した。
こんな気持ち久しぶりだなぁ。まだ会っちゃだめ、わたしが完成してから。むしろ上回ってからなんだ。じゃないと意味がない。

いまは期間を空ける時間で、上回って高嶺の花ぐらいまでいかないと。そう言い聞かせた、
次いつ会えるかもわからないのに。

でも怖い。上回ったところで初恋の人のときみたいに本当に興味がなくなってしまったらどうしよう。好きの気持ちがなくなってしまったら?
もう不必要になってしまったら。

なんて今から怖くて。 その前に相手と会えるかもわからないのにね。もうわかんないや。

考えれば考えるほど夜、泣いてる。こんなに苦しいのも中学ぶりなんだろうな。


ふがいないや。






tugi mae

-エムブロ-