猫のひとりごと


 *花*[詩]


2018.9.29(Sat) 01:16

彼女はひっそり咲いていた

誰にも愛でられることはなかったが

凛として自由だった

それでよかった 満足だった

なぜなら彼女は知らなかったから



花の命は儚くて 美しくて

それでいて短くて

誰かに愛でてもらえたなら

花冥利に尽きるもの




ありがとう

わたしを大切にしてくれて

ありがとう

わたしを愛してくれて



そんな悦びを

彼女は知らなかったから















  Comment (0)



*←|→#
Bookmark


[TOPに戻る]


-エムブロ-