12/02/25 20:00:(1):
▼日記:
じーちゃん

たまに喧嘩したり、釣りに連れてってくれたり、一緒にお風呂入ったり、葡萄買いに連れてってくれたり

最後に逢ったのが年明け

また、失ってから気づいた

父さんのいない俺に父さん代わりをしてくれたじいちゃんは
最後まで口開けてました
最後くらい口しめて逝けよって思った
じいちゃんて呼べばいつも通りの顔であの声で
お菓子くれって言ってくれるかと
期待したのに
最後、じいちゃんの心臓マッサージした
必死にじじい帰ってこいって願いながらしたけど駄目だった
最後くらい恩を返したかった
大好きだった
温泉嫌いでお菓子大好きで、ぼけた後はたくまとかに文句言ってたくせに
最後はあっけらかんと逝ってしまった

もっと、逢いに行くべきだったかな

涙は止まらないけど
俺がしっかりしなきゃ、母さんやばぁちゃんはもっと辛いから
涙も悲しい気持ちも辛い気持ちも寂しい気持ちも全部飲み込む

ばぁちゃんの『お父さん、起きて』って
あの啜り泣きしながらの声が、じいちゃんに縋り付く姿が、頭から離れない

今まで大切な友達や彼女を亡くしてきたけど、やっぱ、目の前でいなくなるのはきついなぁ

あの機械の、緑の線がフラットになって
心臓が止まってるってのを示すやつ
ぶち壊したかった


じいちゃん、俺頑張るよ
例え腕が傷だらけでも学校卒業してやる
卒業して就職して
子供作って、のちのち孫が出来たら
俺もじいちゃんみたいに、じいちゃんが俺にしてくれたみたく、たくさん愛してやるんだ

じいちゃんがしばらく住んだあの須木の家も
俺が大切に守っていくからな

おやすみじいちゃん
ありがとうな


こんな事友達にメールしてたんだ
もうじーちゃん死んで13日も経ったのか

さって
来週もがんばろう

 


  
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