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▼日記:
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いつの間にか、歳をとって
いつの間にか、時間は過ぎていて
この前は君を笑顔にしていたのに
すぐそこで、こっちを見てくれていたのに
今の君は遠くにいて
その君の隣には違う人がいて
そして君は母親になっていて
いつの間にか時間が記憶を風化させたのか
君の声も、温もりも、笑顔も、泣き顔も思い出せない
それでも人生は進む
時間は止まらない
だから俺も君を忘れて前へと進む
妻もいる、子どももいる
幸せな毎日を過ごしてる
はずなのに、ふとした記憶の欠片が君をフラッシュバックさせる
思い出てはいけないと
心の中で、頭の中で蓋をしたはずの記憶達が顔を出す
誰だってきっとそれはあるはず
好きだった香り、好きだった飲み物の味、好きだったあの曲
好きだった場所、好きだった色々なものが
ふとしたきっかけが引き金になってしまう
悪い事じゃないのに
心が痛むのは何故だろう
君は今何をしているんだろう
何を想い、何を見て、何を感じているんだろう
来世があるなら
君が望んでくれるなら
また君に出逢いたい
また君をきっと