話題:寒い


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とくに書くような話題はないんですが、高校生活があと1週間とちょっとになりました。
周りの高校はほとんどもう自由登校なんですけどね。
Dの高校は商業高校だからかな。電車ががらがらになってちょっとさびしい。


Dは地元から1時間ほど離れた高校に通っています。

理由はいたって単純。ずっと憧れていた近所の高校に入れそうになかったから。
その年だけ倍率2倍ってなんだよって話。
ほんとうにずっとあこがれていた高校だったけど、中学の部活の友達なんかと一緒に頑張って入ろうなんて話をしていたけど、結局D一人だけあきらめた。
当時は「高校で資格取った方があとでラクじゃん!」なんていってごまかしていたけど、逃げていたのはあきらかだった。

成績は中の中だった。ほんとうに落ちるか受かるかぎりぎりのライン。
精一杯努力していたつもりだったけど、結局言い訳したんだとおもう。 
「逃げたのだ」と自覚したのは本当におそかった。
私より成績が下だった友人が受かっていた時だ。
すごく、すごく悔しかった。仲のいい友人のはずなのに。

わかっていた。そうなることも想定していた。だからごまかした。
私は自分自身を必死に誤魔化していた。田中さんの話を聞かなかった。私は「逃げた」なんて認めなかった。



電車で1時間はなれたそこは、地元とはまるで違う世界だった。
もちろん中学生の私の目線と、高校生の私の目線では見える範囲は違ってくる。
けどそれだけじゃないなにかが、1時間しかはなれていない世界に広がってた。
友達もいない、どこだかわからない世界に飛び込んだ私を、逃げてきた私を、本当に優しく包んでくれた。 

私は今なら心の底から言える。
この高校に来てよかったって。逃げてよかったって。
いや、認めないよ。逃げてなんかない。そこに、意味はあった。

そこはまだ、田中さんと対立している部分。
けど、それでもいいかなと思っている。
きっとこれは、頭ではないどこかで感じていること。


海の見えるこの高校を、わたしはあと少しで卒業する。



そういえばプロフ画を変えた。あとフリーページに海の写真。
あんまり自覚していなかったけど、Dは海が好きなんだね。ぜんぶ海の写真だわ・・・。





2014/01/24 00:13


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