外で母が呼ぶ声が聞こえたので行ってみれば、東の空にひときわ輝く星がありました。月にも負けない光です。
何の星かはわかりませんが、右隣にうっすらと赤みを帯びた星がありました。
よくよく目を凝らせば、他にも星が見えます。昼間は曇りだったのに、雲ひとつないからかよく見えます。

そのまましばらく月を背に、東の空をしばらく見上げていたら、なんと流れ星が…!
一瞬の軌跡が網膜に焼き付いて離れません。
肉眼で流れ星を見たのは初めてだったのです。
むしろ、星とは本当に流れるものだったのですね。今までちょっと信じていなかったので。
想像以上に足が早い。そして軌跡が短い。あれに願い事をするのは、いくら待ち構えても高難易度かと。

こんなに星があると、どれを結びつけて星座にするのか判断できません。星座を見出だした昔の人の想像力には脱帽するしかありません。