失敗

シャニマス六百八十九日目。

雨色、上機嫌がAランクフェスアイドルになりました。
ビジュアル型です。準決勝ビジュアル一位、決勝ダンス一位に負けました。
とりあえずture endを目指していたのですが、失敗。というかトキ・メキ・タコさんと勇気の証・五葉紋を編成してやるのはちょっと縛りプレイすぎました。

R真乃で第一シーズン。
とりあえず歌姫楽宴制覇を目指します。

一次創作小説「夜の花園」G

「どういうこと……?」

「ケトルさん……大丈夫です。この人の力は、もうありません」

アメンボの首がキイキイ鳴く。その声はどんどん弱まっていった。
首から次々に草花が生え、伸び、次第にアメンボの部分がなくなっていく。
それは変質だった。

「元々このアメンボの肉体はエラムを魔力でコーティングしていたものだったの。ミーナは覆っていた魔力を外から書き換えたわけよ」

見れば、千切れたアメンボの胴体も草に変わっている。

「そのついでなんだかで、広間の魔法陣の触媒だった水も花に変わったわけ。……花の勢いが壁の方まで伸びてんのはよくわかんないけど」

ケトルは目を瞬かせた。

「そんなことって出来るの?」

「普通の人間の能力で出来るわけないじゃない!」

テロルが噛み付くような勢いで叫んだ。

「魔術ってのは一人分の魔力の操作で手一杯なのに! 魔法ならもっと大きなことが出来るけど、その分負担が大きくなるからこの遺跡みたいに大きな魔法陣や複数人での運用が基本となるのに……ほんと、どんな理屈で……」

頭を抱えて何やらぶつぶつと言っている。専門職としては色々と思うところがあるらしい。
ミーナは困ったように微笑んだ。
その時ふと、空が白く輝いた。光が花に包まれた遺跡の中を照らす。辺り一面がまばゆさに包まれる。
消える。水黽の首も、胴体も、全てが光に溶けるように消えて行く。
花もまた、一瞬強く輝いて、

「夜明けだ……」

全てが、静けさの中に消える。
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