一次創作小説「戦闘」D

「イカれてる? あっはははははッ、そうかも! でもいいヨー。殺し合いが出来て大金も貰える仕事だから楽しむだけ!」

ケトルの胸中に怒りが沸き上がった。

「おまえ、自分が楽しければ、女の子が泣いて助けてって言ってても関係ないのかよ!」

「えー……アイツのコト?」

少年がミーナを見やる。さして興味の無さそうな仕種にケトルの怒りは増して行く。目の前の少年にも、ミーナを掴んだままの巨漢にも、それを指示したローブの男にも、男の護衛達にも。

「大体おまえらおかしいよ! 何をしようとしているかは知らないけれど、ミーナは泣きながら助けてって言ったんだぞ! あんな子供にそんなこと言わせて、おまえら何とも思わないのかよっ!?」

気勢を乗せて剣先を走らせる。
それを少年がギリギリまで引き付けて避け、すぐさま斬撃を返す。
ケトルは避けなかった。
少年の剣が左腕を薙ぐ。想像していたよりもずっと鮮烈な痛みに視界が明滅する。
流石に予想外だったのかケトルの行動に目を見開く少年の、その僅かな一瞬を狙い、右手で剣を振り払った。
鮮血が石畳に点々と落ちる。
ケトルの剣は少年の耳を赤く染めていた。

「あっはは! 耳、千切れるかと思った!」

少年のはしゃぐ声にケトルは苦虫を噛み潰す。

「なんで嬉しそうなんだよ……」

かなり無茶な体勢で避けられ、攻撃は浅くしか入らなかった。
相手の油断を利用したつもりだったが、相手の身体能力は想定を超えていた。

「目とか狙われたら危なかったヨー」

少年は笑う。
享楽以外の感情が抜け落ちた顔で。

「もっと、殺す気で来いヨー?」

「くっ……!」

ケトルは脂汗を拭う。
ローブの男が手を叩いた。

「リャオ、そろそろ遊びも終わりにしろ。そいつの死体は自分で廃棄しておけ」

それは事実上の死刑宣告だった。

まったりいきたい

シャニマス二百五十四日目。

カトレアの花言葉で第三シーズン。

ウィークリーミッションのフェスアイドル三人のところは達成しているからペースダウンします。
あとは単純にiPadの充電が切れました。
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