秋田禎信


再読。


ここから「キムラック編」です。

迷い込んだ劇場遺跡で終わらない人形劇。

冒頭から肉を巡るやりとりが最悪だなぁ…となったのですが、そういえばこの頃のラノベ(ジュブナイル小説)ではこの手のやり取りが多かった印象です。今でもあったらすみません。

初読当時は魔王と言われてもよくわからなかったのですが、第二部ラスト付近でああなると誰が予想できたというのでしょう。今読み返すと逆に新鮮なような懐かしいような不思議な気分がします。
魔王スウェーデンボリーや魔剣オーロラサークルなどこの作品の固有名詞は耳慣れない響きがします。

死の教師のガラスの剣に物凄く中二病をくすぐられたものですが、当事者が語るように実際使いづらそうではあります。