取り急ぎ、キャラクターメモ。
夢から読み取ったこととなのでまだ設定を煮詰めていないです。

・ヨハンナ
ターキッシュアンゴラ。
目を奪う豊かな金髪、少し目尻のつり上がったペリドットの瞳、わりと派手な顔立ち。やや背が高くて細身。瑞々しい青春を凝縮したような美しさ。
ピアノを愛し、ピアノに愛された娘。
自由奔放な天才肌という、今まで自分の中にいなかったキャラクター。…なので、果たしてちゃんと書けるのだろうか心配です。

・シャルル
サルーキ。
クセのある銀髪、ブルートパーズの眼差し。スラリとした長身の美男子(ヨハンナもですが下手に美形設定つけると私の画力では表現しきれないので止めて欲しいです。でも美男子でした)
異国から来た医師。冷たい死のにおいを纏っている。
物静かで落ち着いた性格。内向的。物憂げ。
常識人なので容赦無くヨハンナに振り回される。


初夏の花が咲く庭園の隅で膝を抱えた。結婚。その単語が渦を巻く。
父は反抗的な娘を認めはしない。これまでも反抗してきた。しかし今回は極めつけだった。全ての退路は絶たれ、閉塞感に肺が潰れそうになる。まさかここまで強攻策に出るなんて。
いっそ笑ってやろうか。ヨハンナは細く吐息した。
「ここにいたのか」
声がした。顔を上げるとシャルルがしゃがみこんでこちらを見ていた。
「……気分でも悪いのかい? なら、」
気遣わしげに伸ばされた手を、ヨハンナは静かに振り払った。
「気分は悪いさ。ああ、最悪だね。わたしの話は聞いたんだろう? 自分のことながら、全く以って冗談じゃない!」
自分でもわかるくらいに乾いた笑みが浮かんだ。
「……あんなやつと結婚するくらいなら、君と結婚した方がましだ」
「君は、僕のことが嫌いじゃなかったの」
「嫌いだよ。君はいちいち口煩いし、わたしと趣味も合わない。……でもさ、それでもなんでかな。君のことは気に入っているんだ。本当だよ」
ヨハンナはシャルルに手を差し出した。シャルルはその手を取らずにじっとヨハンナを見つめている。
「はは」
ヨハンナは手を下ろした。
「いや、すまない。今の発言は忘れてくれないかい……。ここから連れ出してくれるなら誰でもいいだなんて……気弱なことを考えたものだ。よくないね、これでは。どうやらわたしは自分でもびっくりするくらいに憔悴しているらしい」

夢はここで終わったのですが、どうすればいいんですかね、これ。