アコルス「さあて、掃除の時間で御座います。わたしも必殺技を使うとしましょう」
アイリス「……疑問しますが、何故最初に机を拭き、床を掃き、それから棚にハタキを掛けるのですか。舞った埃が折角拭いた机に落ちていますが」
アコルス「おや、それではまた拭きましょう」
アイリス「重ねて疑問しますが、何故この様なことを? 机から落ちた埃が床を汚しています」
アコルス「ではまた掃きましょう」
マルクス「ア――――ッ!! もう見てらんない!! 非効率すぎてイライラする!! 時間と手間の無駄だから止めるんだアコルス!!」
アコルス「どうです、これぞ超必殺『父上殿絶対殺す掃除方法』! まぁ姉も流れ弾を喰らって疑問符の海で溺れていますが誤差の範囲で御座います」
マルクス「嫌がらせかな!? 嫌がらせだね!? いいかいアコルス、ボクはこれでも寛容だから他のことには目を瞑るけどこれ続けたら本気で怒るよ!!」
アコルス「おぉ……。想像以上に効果的で御座いましたな」
マルクス「全くもう、親の顔が見てみたいよ! ……ボクか!!」