いやぁ、今日は参りました。

帰宅の交通機関で寝過ごしたのです。
慌てて降りたら知らない場所。ただ、幸いなことに道路は一本道のため、大体の地理と家の方角は判りました。視界の彼方に駅前の電飾が見えるので、道に迷うこともありません。来た道を引き返せばいいのです。
理屈は単純とは言え、歩けども歩けども街頭はまばら、人影は無く、田んぼが広がり蛙の鳴き声が響く田園風景から中々抜け出せませんでした。風景が変わらない中をひたすら歩くうちに、「これはいつまで続くのだろう」という焦る気持ちも芽生えてきました。まさか街の灯りにほっとする日が来るとは。