ろくごまるに御大の作品を再読中です。


おお、挿絵がデジタルになりました。
懐かしい。刊行当時の2000年代って、丁度アナログイラストとデジタルイラストの過渡期だったことを思い出しました。この頃のデジタルイラストってこういう塗りだったんですよねー。
しかし絵柄とは関係なしに、ちょっと和穂さんの眉毛太すぎやしませんかね。 

表題作はまさかの異能力バトルトーナメントです。ジャンプ漫画でよく見かけるやつ…!開始すると読者アンケートの評判が良くなるという噂のアレです。
宝貝の回収のために村長決定武闘大会に出場する和穂と殷雷の前に、村長を目指す村人達が立ちはだかる!
「たわけ! 村人として生まれたからには、村長を目指すのは当然の理!」
鍛冶屋の跡取りがこんなに格好良くていいんでしょうか。
元村長がどう見ても○拳の三○平八と同じ髪型なんですがいいんでしょうか。
古代の三皇の元ネタがわかりません。
塩焼き鳥が美味しそうでした。

他の話は枝豆が美味しそうだったり、蕎麦の食べ方をレクチャーされたり、茶を飲んだり、保存食を囓ったりですね。
蕎麦の食べ方にこだわる殷雷の包丁ぶりが止まりません。しかし喉ごしを楽しむと言われましても、噛まずに飲み込むのは難しそうです。

「休むのがいいんじゃなく、さぼるのがいいんだよ」という宿屋の夫妻の発言には頷くことしか出来ません。こういうことをさらっと言えるゲストキャラってのも凄いですね。
彼らの背景も興味深いです。