沼駿



サブキャラクターの掘り下げが多くなってきたり、クズとカスが調子乗って痛い目を見るパターンが形成されつつある第三巻。


この頃からセンターカラーが増えてきました。
最近の週間少年ジャンプは以前と比べ、新連載も中堅連載も満遍なくカラーページがもらえるようになったような気がします。個人的にこういう傾向は歓迎です。



カバー裏の左門くんが格好良くてちょっと動揺。


冒頭からベヒモス先輩のインタビューというシュールな開始です。
最後のページがじわじわきます。


「伝説の傭兵」九頭龍芥の字面だけでも面白いのに、サングラスで「神兵」って書いてあるシャツを着ているのがもう無理でした。暗殺教室読んでいたから尚更です。そう言えば担当さんが暗殺教室と同じ人でしたね。
なのにやっていることは炊き出しって。しかも飯盒を普通に使えるのが凄いです。結構サバイバル能力高いのでしょうか。
これ毎回言ってるんですが、本当に左門くんはいい友達を持ちましたよ…。


話変わって茨木童子。
茨木童子の話を本誌で読んだ当時、ヘイセイジャンプの番組で八十年代不良漫画のレクチャーをされたばかりだったから凄く笑えました。


あと、伏線の使い方や、出張掲載の番外編を本編と絡めるのが上手いと思います。ジャンプのお正月企画四コマを読んだ時はネビさんがお年玉をもらうという状況がよくわからなかったのですが、巻末を読んで納得です。
単行本を読んだ翌週くらいでそのキャラクターを再登場させたり、単行本のネタを持ってきたり、初の単行本化作品にしては、何だかこなれていると思います。