『封仙娘娘追宝録』
和穂と殷雷刀


柔和で頑固な元仙人の娘(天然)と、人間に化ける刀の青年(ツンデレ)が、欠陥宝貝を回収するお話。
系統的にはとんちデフレバトルものでした。昨今のインフレバトルものとは真逆に、巻を追うごとに摩耗する味方、やっとこさ入手したアイテムは壊れるor危険すぎて使えないの二択、という無理ゲー感が凄まじかったです。
今の時代だったらこういう要素は流行りそうですが、如何なものでしょうか。刀擬人化ゲームの流れに乗ってくれないかなとはちょいと思っています。宝貝これくしょん…(妄言)

先月8/25に20周年を迎えたそうで、めでたいです。(そのうち何年が夏待ちだったか気にしてはいけない)
夏(に発売予定だった新刊)を待っていた数年の間に何度書店に並ぶ新刊の夢を見たことか。いまだに完結したことが信じられない作品です。


ところで絵を描くために小説を開いて、うっかり読み始めてしまい、作業が進まないなんて事態に陥りました。
ろくご節久々ですよ。やはりこのシビアさは良いものです。

ひさいち氏の絵柄が巻ごとに違うのもあって、二人の顔に悩む悩む。結局個人的趣味もあって、『黒い炎の挑戦者』〜『憎みきれない好敵手』あたりの絵柄を参考にしました。