フランは六歳児であの性格の悪さというのを成立させるために、色々と設定を盛っていった感があります。ご都合主義も多いですねー。

性格の悪いキャラというのは、適度にツッコミや制裁を食らわないと読者のヘイトを溜めかねないので注意しないとと思っています。
しかし自分で書いてて腹立つからどんどん控え目にさせてしまいます。意味ない。

フランは「本当は良い子」というキャラではないです。ただの性悪です。腹黒です。
何故そんな性格なのか。
それは、やさぐれたからであり、強かにならないと生きていけなかったからであり、立ち回るためであります。
大人の都合に振り回される弱い自分を自覚しつつ、そこから抜け出したいと考えています。
幼く小さな自分では、大人の肉体にはかなわない。では、どうすればいいか。常にそれを考えています。

彼女が見上げる視界では、全てが大きく、自分を押し潰そうとのし掛かって来るかのように感じられます。
物理的にもそう。また、自分を都合の良い傀儡としか見なかった父親に対しても、子供のイメージを押し付ける周囲に対してもそう。
だから彼女は圧死の恐怖に耐え、振り払って、はね除けるだけの何かを求めています。人生を良い方向に進めるために。

サイト作る前にこねくり回していた話だと、フランは悪役(後に味方入り)キャラでした。だから悪辣であればいいと思っていたのですが。その設定がなくなかったから宙ぶらりんですね。