書店にて70年代少女漫画特集雑誌を発見、帰宅後勢いのままに母に感想をぶつけて補足を得たりして満足。陶酔。

ここ最近の少女漫画はわかりませんが、小学校低学年の頃に母や伯母達が集めた少女漫画を読んでいため、70年代と聞いては惹かれざるを得ません。どんぴしゃなのです。

(…あ、でも中学時代に友人から種村有菜先生の漫画を借りて読んだので、その辺りの時代の少女漫画もちょっとはわかりますよ。『31☆アイドリーム』も買いましたし。
『動物のお医者さん』や『夏目友人帳』も単行本持っていますし)


…脱線しました。
一応『ベルサイユの薔薇』や『エースをねらえ』も読んだことがあります。でも作品の好みは岩館真理子先生や田渕由美子先生だったりします。いわゆる「おとめちっく」ですねー…。母もこのお二方に食い付いたので、これはきっと遺伝です。

雑誌は、70年代少女漫画作品や、活躍した作家の代表作紹介、解説、絵柄の傾向の解説もありました。
名前は知っていても作品は知らない人、タイトルだけ知っている作品がごろごろと…。
未だにくらもちふさこ先生の作品名挙げられない私には、こういう解説はありがたいです。
『はいからさん』もタイトルしか知らなかったので、ようやくストーリーを知りました。
地味に驚いたのが、和田慎二先生が少女漫画家だったこと。『超少女明日香』とかわりとグロもあるアクションなのに…。


少女漫画における目の描き方の変遷なんかは興味深かったです。顔の描き方は平面的になって行くのに、目や手は時代ごとにリアルな描かれ方になって行っているのが不思議というかなんていうか。
髪形や服装、小物なんかからも作品が描かれた当時の世俗文化が透けて見えるのが面白いです。


今気になっているのは『綿の惑星』です。