マー君がアルナーにやって来た理由は左遷です。それまでは教会の本部でそれなりの位置にいました。
聖職者ではあるものの、学者肌のマー君は書物の閲覧権限を拡大するために上を目指していた節があります。
なので聖職者同士の派閥争いは適当にあしらっていたのですが、親友だと思っていた男に足元を掬われ失脚、アルナーという名の辺境に飛ばされます。しかもその際に今までの研究成果諸々を奪われてしまいました。
足元を掬われる隙を作ったのが、アイリスとアコルスの存在です。
だからアルナーに来た当初のマー君は若干やさぐれ入ってました。ただしそれを滅多なことでは表に出さないため、中で見せられたアイリスとアコルスはたまったものではなかっただろうなと。
マー君は普段は明るく振る舞っていますが、結構裏で一人抱え込む性格なんです。
アルナーの人々と触れ合う中で段々と吹っ切れたようですが、過去の双子に対する所業のせいで、双子達からは雑に扱われています。アイリスは決して父と呼びません。アコルスは嫌がらせをしてきます。