キャラクターの友人関係についてつらつら。
関係形成の流れをメモ。


@慧羽とチィは学芸都市にある魔法使い育成機関「アカデミー」の学生です。慧羽が一年先輩ですが、ルームメイトで気兼ねの無い友人関係です。
慧羽はあの性格だからアカデミーでもずっと浮いていて、ルームメイトも決まらずにいました。チィが入学した時、どの部屋も満室だったため、先輩後輩ながら相部屋をすることに。

寮母「ごめんなさいねエレミヤさん。空いてるのは貴女の部屋しかないの」
慧羽「……うー(嫌そうな顔)」
チィ「頼む……じゃない、頼みます! チィをここに住ませてくれ、ださい!!」
慧羽「(ださい?)…………別に、いいけどぉ。その代わり、あんまし汚さないで……」

という流れがあって段々仲良くなっていったのだろうと思われます。


A慧羽とチィが仲良くなった頃、ユウという少女と出会います。
ユウはコソドロ集団から抜けようとしたのがばれてボコられていて、それを助けたことで仲良くなりました。
それ以降ユウは、昼間働いて、夜になると二人の部屋を訪れて勉強を教えてもらっています(学校に通ったことがないのでまずは読み書きから)


Bある日、アカデミーの掲示板に、「外国の遺跡調査に興味ある人を募集しています! 教授の助手として数ヶ月現地でお手伝いしませんか? もちろん単位も出ます☆」という貼り紙が。
これにチィが食い付きます。というのも、彼女はハッシュに遺跡ダンジョンで拾われる以前の記憶が無く、自分が何者なのかの手掛かりを探してアカデミーに入学したのです。しかし手掛かりの掴めないまま数年が経っていたのでした。

ところで街中にも「学生以外のスタッフも募集中! 肉体労働が好きな人大歓迎!」と貼り紙があり、ユウも参加を決めました。

で、慧羽は特に遺跡に興味はなかったのですが、二人が行くなら行こうかなと参加することに。後々レファルも噛んでることを知りますがそれはさておき。

遺跡は大陸西方の温暖な地域にありました。アルケイア王国ファイストス市。500年前には壮麗な都市として栄えた街ですが、大戦で壊滅して大部分が海に沈み、今では残った高台部分が「入江の町ファイストス」と呼ばれていました。
遺跡とは、かつての市街地であり、つまり海の中です。

酒場の店員「旧市街から大戦前の物品が発掘されるって評判になってね、数年前からロマンと一攫千金を夢見る冒険者が集まるようになったんだ。そして冒険者相手に商売するために、商人も集まって来た。おかげでここら辺の人口は段々と増えてるよ。……それにしても『遺跡』って言い方は変な感じがするよ。え、だって僕昔あそこに住んでたんだけど……」
チィ「お前海中に住んでたのか!? スゴいな!!」
酒場の客「こいつの言うことは気にすんな」

調査団は冒険者達と協力して作業を進めます。
その冒険者の中にいたのが瑞華でした。瑞華は武者修行の途中でここに立ち寄ったそうで、年齢が近いこともあってチィ達とよく話すようになりました。
こうして仲良し四人組が完成します。


Cアカデミーが夏休みに入ると、遺跡調査は一時中断ということになりました。そこでチィが帰省するついでに皆でついて行くことに。と、いうわけで、フランの話の時系列では四人娘はアルナーにいます。

余談ですが、アルナーに行く途中でユリウスに顔を出したら慧羽がレファルからお使いを頼まれました。

レファル「エバ、テロルは知っているね? もしも彼女がアルナーにいたなら、遺跡調査を手伝うよう依頼してくれないかね? はい依頼状」
慧羽「人遣い荒いの……」

夏休みが終われば彼女達は学芸都市に戻り、慧羽とチィは新学期を迎えます。ユウは勿論、瑞華も学芸都市で生活するのではないかと。
再び遺跡調査の声がかかったらまた向かうのでしょう。