東京国立博物館に行って来ました。目当ては特別展でやっている「中国王朝の至宝展」です。

一応晴れてはいるのに風が滅茶苦茶冷たくてつら。
あまりの寒さに首をすくめながら歩いていたら、のっけからゆるキャラがお出迎えですよ。
数年前はこんなのなかった。筈。
以前に来たの東南アジア展とかやってた頃だから曖昧ですが。


とりあえず埴輪がツボにクリティカル。畜生可愛い。超可愛い。

そういえば私、小学生時代は図鑑で埴輪の写真を食い入るように見つめていた童女でした。当時は歴史スキーでしたとも。『野尻湖の象』とか『日本人はどこから来たか』とか読み耽ってましたものー!
ならばこの心を震わせる感情は幼い頃の憧憬、あるいは郷愁なのでしょうか。遠い目。

…くそう、やっぱり展示されていた埴輪の写真も撮っておけば良かったです。
館内は一部撮影禁止で、フラッシュを炊かなければ撮影オッケーなのですよ。
しかし、仮にも他所様の墓に入っていた代物を撮影するのもどうかと思ってしまったのです。だって心霊怖い。

好きは埴輪は踊る人々です。愛嬌があって可愛い。
教科書でもお馴染みの、兵士のやつも好きです。わりかしリアルで全体的な造型が好み。しかし目の空洞が怖い。その目誰の目。
そんなカオスヘッドはさておき、私は恐怖心を感じる物事ほど強く魅力を感じ、引き摺り込まれてしまうようです。死んだ魚の目とか蝶の翅とか物凄く怖いのに目が離せないあの感じ。
埴輪って可愛いけどぞくぞくするんですよ。


…結局博物館のことを語って無いので別の記事に分けます。