オリキャラに答えさせる他キャラの印象バトン


・あなたの名前を教えて下さい
「レファル・クレーヴェ。ついでに、年齢は19歳だね」


・あなたの周りにいる人を5名挙げ、それぞれの印象を答えて下さい
「ふむ。では、私と共に育った孤児院の兄弟達について語るとしようかね? 尚、語る順番は孤児院に来た順だよ。


 まずはパルテノ。彼女はいつも笑顔を振りまき、軽やかな動きで周囲を楽しませてくれる子だ。突如として予測不能な行動に出るところも面白い。何も考えていないように見えて、その実、色々なことがわかっている子だよ。
 彼女が見受けされた後はずっと会っていないが、たまに手紙は届くから、きっとどこかで返り血と肉片にまみれながらも生きることを諦めていないのだろう。


 サイーは、年下のクセに生意気なことに、私より背が高かった。いやそんなことはどうでもいい。彼は図体こそ大きかったが、気は小さかったね。口下手なこともあり、他人に強く出ることが出来なかった。争うよりも、年少の連中や動物と一緒にのんびりしていたね。『気は優しくて力持ち』というやつかね? エバですら彼には警戒を緩めていたのだから驚嘆だ。
 私が孤児院を出てからはさっぱり会っていないが、あの性格で冒険者なんてやっていけるのだろうか……。


 リャーは、一言で言うならば、アホの子だ。なんだか出来の悪い弟みたいで、当時の私はつい甘やかしてしまっていた。スキンシップ過多なところには正直辟易したが。全く……、あんなに他人にベタベタして、体が痛くなったりしないのだろうかね? そんな彼は『良い子にしていればいつか家族が迎えに来てくれる』と、明るく無邪気に希望を語っていた。家族が既に死んでいることは知っていたみたいだが。
 それはともかく、サイードについて行ったという話だが、どんな大人になっているのか全く想像がつかないよ。


 白堊は、私にとって可愛い妹分だ。昔から、人の後をちょこちょことついて来る子だった。根が素直なんだろうね? 私が仕掛けたイタズラに、一番愉快なリアクションを返してくれたよ。真面目で、空気の読めるいい子だよ。凄くいい子だよ? ただ、目的の為なら手段を選ばないし、自分の身さえ蔑ろにするのはいただけない。どうにも危うさを禁じ得ない。……あの子はまるで、鞘も柄もなくした刃物のようだ。今でもね。
 そうそう、あの子と再会した時、すっかり年頃の娘らしく成長していて吃驚したのは秘密だよ?


 慧羽は白堊の妹だよ。すみっこでカタカタ震える小動物みたいな子だ。他人とまともにコミュニケーションが取れない分、白堊が通訳を担っていたね。『しっかり者の姉』と『人見知りの妹』な凸凹姉妹に聞こえるだろう? しかし、大人しくてその実かなり物騒なところがそっくりすぎて困る。結論を言えばどっちも面倒くさい、だ。
 そんな彼女だが、魔法使いとしての資質が極めて高い。思春期の入口に差し掛かり、然るべき教育を受けさせないとかえって危険な程に成長してしまっている。今度母校を紹介してやるとしよう……」


・あなたはあなた自身をどう思いますか?
「私、か。ふふ。私はこう見えて、こんな私自身でも結構好きでね?
 人生は実にろくでもなく、体内に巣くう病魔はもはや旧い友人のようであり、魔法を使わなければ体の機能を維持することすらままならない!
 だがそれがどうした!?
 これが私だ! 私自身だ! どうしようもない事態の中で体を引きずりながら生きている私は、こんな私が物凄く好きだ! そして、私が私であることを世界に誇れる私でいてみせる!
 私はね、世界を愛することを諦めきれない私がどうしようもなくて、途方もなく好きなんだよ」


・最後にバトンを回す方(キャラ)を5名、お願いします
「フリーだよ?
 語りが長くてすまないね」


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