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ワガママでしかないけど…


お兄ちゃんに会ったの。

久しぶりに。

2008年に体の関係を持ってた。

私はお兄ちゃんが好きで。

でもお兄ちゃんは嘘でも
私を好きだとは
1度も言ってくれなかった。

体はくれたけど、
気持ちはくれなかった。

この間彼から聞いた。

『お兄ちゃん結婚するんだよ』

ショックで一瞬フリーズした。

それを聞いてから
1回会う機会あったけど、
会わないよーにした。

お兄ちゃんの口から
そんなこと聞きたくないから。

万が一にもお兄ちゃんの口から
今の彼女の話が出たら
私は泣いてしまいそうだから。

だけど今日は
どうしても断れなくて。

久しぶりに会ったの。

変わらない、優しい人。

今でもなお、私が
『お兄ちゃん』って呼んでも
文句言わず返事してくれる。

少し痩せた…?

筋肉が少なくなった。

私と寝てた時は
細マッチョだったのに、
それから長崎行って帰って来たら
ムキムキになってて、
今日会ったら
細マッチョに戻ってた。

スーツ着ててカッコ良かった…。

私何考えてるんだろ。

彼氏も一緒にいるのに。

彼氏じゃなくお兄ちゃんを
カッコ良いと思うなんて…。

今日私の名前呼んでくれたの。

5年前私を呼んでたのと同じ
笑顔で、声で、あだ名で…。

ドキッとした、嬉しかった。

でもお兄ちゃんが
他の女のコと話してると嫌だ。

もやもやする。

私は自分勝手だ。

自分には彼氏いんのに。

しかも隣にいるのに。

5年前は他のコの隣じゃなくて
私の隣にいてくれてたのに…。

そんなことを考えてた。


それでもまだ良かったんだ。

決定的なことは何一つ聞いてない。

でもお兄ちゃんが
電話をしだした。

英語で喋ってる。

みんなで一緒にいるのに
それにもかかわらず。

きっと彼女だ。

結婚する彼女だ。

会ったこともない、
これからも出来るなら
会わずにいたい。

私は絶対嫉妬する。

彼女は私が失った腕に
簡単に抱かれることができる。

キスしてと願えば
キスしてもらえて、
抱き締めて欲しいと願えば
抱き締めてもらえる。

彼女は
私がどんなに願っても
言ってもらえなかった
愛の言葉を
簡単に言ってもらえる。

彼女と私は
何が違うんだろうね。

きっと全て違うんだろうね。

私が持ってないもの
全部持ってるんだろうね。


お兄ちゃんが
今日私に言ったの。

『可愛い靴下履いてるね』って。

それ、おととし会った時も
同じこと私に言ったんだよ。

お兄ちゃんは覚えてなかったけど、
私は覚えてるんだよ。

その時は今日と違う、
ピンクの靴下履いてたの。

2人で外でベンチに座って、
年明けだったんだけど、
昼間で暖かくて…。

状況も覚えてるよ。

忘れない。

忘れられない。

大好きだったから。

お兄ちゃんが
欲しくて、欲しくて。

でも手に入らなかった。

かすめもしなかった。


私いつかお兄ちゃんに
謝らなきゃいけない。

本当は会う度に
謝ろう、謝ろうって
思ってるんだけど、
なかなか言えなくて。

申し訳なさ過ぎて
もうどう謝ったら良いか
わからないの。

いつか…
いつか私がもっと大人になって、
覚悟きめて、腹くくって、
申し訳ない気持ちを
全部背負えることが出来たら、
その時、謝るね。

謝ってないから、
いつも後ろめたい気持ちで
お兄ちゃんに顔向けてる。

多分謝れたら
やきもちとか、嫉妬とか、
全部なくして、
お兄ちゃんとその周りを
見ることが出来るよーに
なると思う。

早くそうなりたい。

それまでゴメン。

まだ謝れないや。

謝れないまま、
私が謝る前に
きっと結婚しちゃうね。

もう2度と触れることも
かなわないけど、
大好きだったんだよ。

謝れてないけど、
謝りたいといつも思ってるんだよ。

いつかちゃんと謝りたいから、
その時はちゃんと聞いてね。

許さなくてもいいし、
文句もなくなるまで受け止める。

心の準備が出来たら、
謝らせてね。
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