続・吐瀉物と排泄物の中でオヤスミ

雑音ばかりでウルサイから
イヤフォンで塞いだ

好きなアーティストが
僕を励ますように
歌いかける

次の曲にシフトした

(あれ？
この言葉、さっき歌ってたヤツも
言ってたような)

ああ
ありふれた言葉飾っときゃ
元気になるとでも
思ってるのか

なめられたもんだよな

そうだよ

誰でもいいから
僕を勇気づけてほしいんだよ

僕に言葉を投げかけてほしいんだよ

たとえ、それが
自分に向けられた言葉じゃなくても

“自分なり”じゃ
ダメですか？

みんなに認めてもらわないと
ダメですか？

これでも一生懸命
頑張ってるんですよ

でも、周囲（まわり）からすれば
何も出来てないみたい

成長って
難しい

自分が頑張った、だけじゃ
足りないですか？

鏡に映る私

笑顔を作ってみる

鏡なんだから
笑うはずなのに
そこには泣き顔の私がいる

泣いてる私を
映してみる

そこには
もっと泣きじゃくってる
私がいた

あぁ、
そういうことか

普段の私は
ニセモノの笑顔で
過ごしてたんだ

だって
鏡には本当の姿が
映ってる

本当は
泣きたかった私の姿が

ひとり
尻尾を揺らしながら
歩いていく

ひとり身の自分でも
可愛がってくれる人は
いるし

縄張り争いで
負けるなんてあり得ない

最初から
ひとりがいいんだ

温もりを知ってからのひとりは
とても辛いって
今、知ったから

『もー、いーかい？』

「・・・」

『もー、いーかい？』

「・・・」

ねぇ、
もう出てきていいんだよ

隠れてるつもりだけど
もう見つけてるんだよ

膝を抱えて泣かないで

君が影なら
僕は光だから

ねぇ、
一緒になろう

そしたら、ほら
自分を取り戻せるから