嘘の青と夏の空の日記

 久しぶりに何も考えずにブログが書きたくなったので。

 いつか私の好きな「嘘の青」の話をしようと思っていたのですが、そのタイミングがちょっと前に来た気がしたので、その話とか。
 嘘の、とは言うんですが、まあ私の中で「嘘みたいにきれいな」くらいの意味で、悪口のつもりで言ってはないです。
 ぱっと思い付くのは雷句誠先生の塗る空の南国みたいな青。ガッシュのコミックスの15巻や31巻の空みたいな、くっきりした色。
 #0000ffがかなりイメージに近い。
 私の中で強く印象に残ってるのが、高校のときの英語の教科書にのっていた写真。確かロンドン(たぶん。うろ覚え)の写真で、裏の見返しに見開き一枚で載ってたんですね。そこに漱石の言葉がなにか一行引用してあって、アオリで街並みを撮っているんですが、画面の上部三分の一くらいが空で、この嘘の青だった。雲のほとんどない晴れ空が、ぺたっとした嘘の青で。
 それがすごく異国っぽくて、でも普段の生活と、現代と地続きで、具体的に何に感銘を受けたかって分からないんだけど、それがすごく好きだった。その青が。青い空が。

 一昨日の空がすごく夏の空だったので、この「いつか書こうとしていた嘘の青の話」を、「今日書こう」と思った。当日から数えて明後日になってるけど。

 基本的に日差しが嫌いなので、雨の日の方が体調がいいんですよね。雨音が好きなので、プラシーボかもしれないけど。晴れの日に具合が悪いというわけではないんだけど、晴れよりは曇りが、曇りよりは雨が、眩しくないし喉も乾きにくいし快適。
 そんな風に普段から思ってるんですが、夏の日差しを受けて緑が濃くなるのは好きなので、まあ、濃い色が好きなんでしょうね。たぶん。

 最近は、まだ八月なのに、朝と夕方の空がちょっと秋めいていて、なんだかなあという気持ちが強くて。もう八月終わるから、そりゃそうなんだけど。
 秋の、あの淡く、まんべんなく虹色に沈む夕空、綺麗だけど、綺麗なものが綺麗なのってあたりまえじゃん。みたいに思ってしまうところがあります。
 っていうか上の部分書いて気づいたけど、濃い色が好きで、秋になると濃くなくなるからあまり好きじゃなくなるのかもしれない。子供の駄々じゃん。
 あの秋のいかにも〜なさら〜っとした雲も、「はっきりせぇ!!」って思っちゃうしな。どっちかといえば。なんなら、春の空に対しても「はっきりせぇ!!」って思うし、春は気温も湿度もはっきりしてねえのでもう何なんだお前は……といっそ脱力してる。
 でも春の夜は最高。なぜなら闇がぬるいのは最高だから。春の夜だけは湿度の使い方を分かってる。お前のセンスを私は支持する。

 何の話だっけ?
 でも一昨日は、空の青が真夏みたいに濃くて、秋っぽいあの輪郭があるんだかないんだかわからないさらーっとした雲じゃなくて、くっきりとふちがあって底が平らな綿雲がいっぱいでていて。濃い白だったんですよ、綿雲の白が。それがかなり嘘みたいな青の空に、ぎゅうぎゅう詰めに並んでいて。それぞれがちぎれている、その厚みがしっかりあることがよくわかる、でも奥までぎゅうぎゅうなんですよ。雲と雲の境に落ちる影なんかよくわからないくらいの、ぐっと塗りこめた白。それが、深くて広い空に所狭しと。ワーッ夏だ!!って。うれしくなっちゃって。
 そのうち山際が見えるところの空に、ぐっと中身が詰まってるみたいな積乱雲まで出てきて。ちょっとグレーを羽織っている、吐き出す寸前の雨を蓄えてるみたいな、がっしりした積乱雲が。
 ああこれは夏だ。それも、かなりいい夏の景色だ。この夏はひどかったけど、これが見られたらもういいな。って思いました。

 今日も午後のジューシーなオレンジの日光を連れた通り雨がばっと降ったので、それもすごくよかった。
 夏、この環境で暮らさなきゃいけないって縛りがなければ最高なんだけどな
‐20/08/29 00:08


ハイステ11/23夜を読む

初めてなので語彙も記憶力もなくてレポはできないんですけど日記ということで
‐18/11/25 23:10


K66展の話

ライブレポの日記パートに少しつけようとしてたけど長いのでここに分離。日記でしかない。

・東京着いたのが13時過ぎくらい。
・会場の渋谷タワレコに14時くらいにつく
・エレベーター乗って扉開けておくボタン押す→後ろの人が入る→自分の階数ボタン押せなくなる あほ いつもやる
・「8階押さなきゃ! 押した! 押せてない! 押せてない?! 壊してしまった……(機械音痴の発想)」ってキョドってたら、7階押してた二人組のお兄さんが「8階止まらないみたいですね〜」って教えてくれました。普通に壁に貼ってあった。ありがとうございました。行き先同じでした。ほんとすみません。
・撮影可ゾーン多すぎ問題
・撮影可とも撮影禁止とも書いてない展示多すぎ問題
・1話のアナログ生原稿撮影可なのサービスすぎるだろ?! と思ったけど、トーンを贅沢に使ってる感じとか全然写真だと写らなくてアレでした。
・吉崎先生の下書き手元動画みたいなのが流れていた。キービジュじゃないけど確か書き下ろしの方かな。多分半日くらいなら余裕で見ていられると思う。
・隊長の顔、輪郭のあとすぐ目を書いててびびる。次が帽子、口、だったかな。二等のとき、輪郭と目しか描かれてない段階でもうかわいくてビビった……おそろしい……
・小隊メンバーの後ろの冬樹を描きはじめるときに、輪郭描いて顔の十字描いて髪描いて、そのまま何のアタリもなしに全身描いてて腰抜けるかと思った
・手前に軍曹さんたちがいて後ろに冬樹が立ったらどの辺りに冬樹のどのパーツが来るのかを熟知しすぎている……いや先生をなめているつもりじゃないんですけど、だってこのあと背景も入るのにこんなに躊躇なく……
・夏美もそんなかんじでさらさらっと描いておられましたが立ってるだけでかわいいし、いつのまにかいきいきした表情が描きこまれてて見てたのに分からなくてすごかった
・動画を延々と見ていたら、隊長の着ぐるみグリーティングが始まる。エッッかわいい!!!!!タワレコ店員さんエプロンつけてる隊長めっちゃかわいいちょこちょこ動くのめっちゃかわいい
・でもただしいリアクションが分からないので遠巻きに眺めてた。
・設定画見てたらいつの間にか軍曹さんが真後ろに来ててビクッとなってしまった。無言で握手を求めるキモオタを許してほしい。
・で、撮影可とも不可とも書いてない設定画の類が図録に載ってない。設定資料集とか出てて、そっちを買ってくれってことなのかな。知らなくてごめんなさいの気持ち。でもコミックス表紙とかは図録にまとまってるやん……? それこそ皆持ってるのではないかと思ったんですが。いや、みなさんバシャバシャ撮ってたけども。
・超劇4の設定画がよすぎて超劇4また見たくなった。
・ドラゴンのデザインで「小学生低学年が怖がらないように」って注意書きがしてあったのがすごくじんときました
・吉崎先生が衣装とかの設定描かれるとき、フィギュアみたいにされているのが好きなんですけど、シオンのシャツ設定の「リボンの下がどうなってるか」って画で、リボンのためのダボ穴描かれてたのがまーツボでした。
・っていうかこういうのを読んで育ったからしゅうぞうの脳内イメージも分割フィギュアになるのでは? と思った
・カフェに行く時間は無かったので謎解きせず。

たのしかったです!
‐18/08/28 14:23


ブログで日記が書きたかった日記

 今日、すごくブログが書きたかったんです。ツイッターの連投じゃなくて、ブログが。ブログで、日記が。

 私、今まで何度も日記つけようと思ってるんですけど、ことごとく失敗していて、分厚い日記帳とかノートの、最初を破いたやつが部屋に何冊かあります。三日坊主部分をちぎり取って、なかったことにして、普通のノートにしているので。
 でも、全然減らない。普通にメモ書きをしようとするときは、メモ帳を使うので、減らないんです。

 メモ帳も、小学生低学年くらいの頃、ご当地キティさんが好きだったときに、それぞれ別の衣装(? 着ぐるみ?)を着たキティさんのメモ帳を何冊も買っていたので、全然減らない。「もう家にあるでしょ」「これは違う柄だもん!」って何度も言って、買った。オタクになる前からオタクみたいなこといってる。
 今は、わさびキティさんのメモ用紙が「すぐ使うもの」置き場にある。あと10枚くらい? 高校のときくらいに下ろしたと思うんだけど、全然減ってないな。その後ろに、いちご・みかん・メロンのキティさんが控えている。最後がごんぎつねキティさん。ごんぎつねキティさんは、手持ちキティさんの中で一番お気に入りだったので、最後に取ってある。
 けれど、あまりにもメモ帳が減らないから、固定電話の横に一冊、桜えびキティさんのメモ帳が置いてある。私だけじゃ使い切れないと思って、家族に使ってもらうことにしたんだけど、その電話っていうのが2階の子機。
 2階は家族それぞれの部屋で、大体の場合、寝るときにしか帰らない。冷暖房つける時期は特に、みんなでリビングにいる。
 だから桜えびキティさんが最後になっちゃうかもしれない。減らない。

 盛大に脱線したんですけど、元々何をブログに書きたかったかって、出張の話。
 これ、身バレ待ったなしなので、適当に嘘をまじえて書くんですが、研修会がありました。
 午前中が講演で、午後はワークショップみたいなやつ。午後、楽しかったです。材料が出てくる工作、楽しい。楽しいところだけやれるから。
 講演の方が、とてもしんどかった。85分間の講演なのに、35分間自己紹介されたとき、どうしようかと思った。もうその時点で聞く気無くなってたし、その後どんな有益な話をされても「でも自己紹介を35分もしゃべるやつの言うことだしな……」ってなったと思う。なってないってことは別に有益だと思えなかったということです。
 給料が税金から出ている時間だったのでちょっと泣いた。「こいつのせいで俺たちは税金泥棒の肩書を背負わなきゃいけないのかよ」って精神が追い詰められたので。

 昼休憩に、他の参加者の作ったプリントを100枚以上もらうっていうイベントもあったんですが、こっちも地味にダメージがありました。参加者が一人一枚つくって、刷って、もってくる。そして他の人が作ったやつをもらう方式。
 身バレ一直線なので例え話なんですが、朝顔の観察日記を書いて持ってくるっていう約束だったのに「植木鉢から朝顔が生えてます。」って書いてる人が結構いました。なんでやねん。よそのおうちの花の様子を楽しみにしてたのに。
 工作たのしかった。

 久し振りに自動車以外の出張だったので、慣れない電車に乗ってて「終点で止まって乗り換えだ〜」と思ったらそのまま引き続き目的地に向かう電車になったので「いや初見殺しやめて」と思ったりしました。
 帰りのバスを待つ間に本屋寄ったんですが、ぴんと来る本がなさすぎて一本乗り過ごしました。
 でも、乗り過ごしたおかげで、乗ったバスで前に座ってた人からすごくトマトの匂いがして、「あ、ブログ書きてえ」って思いました。
 カレー屋入ってカレーの匂いが付くとかならありがちだと思うんですが、トマトの匂いがするってすごくないですか? どうしてそうなったのかめちゃくちゃ気になる。

 そういう日でした。今見たら、日付変わってたんですけども。


 ついでに、「ツイッターで連投するのは何か嫌だからブログで書きたい」とずっと思ってはいたんだけど、腰が重くて全然書いてなかった話をすこし。

 私が、自分は腐女子になれていないと気づいた瞬間の話と、自分がいつの間にか腐女子になっていたと気づいた時の話。
 これ、後者は時期を全く覚えていないから、書く意味が無いような気が現在進行形でしているんですが、まあ。

 腐女子になったきっかけは銀魂でした。
 確か当時小4、イキリ腐女子だったので、もちろん載せるものがないのにサイトだけは作ってました。それで、「腐女子っぽい」という理由で、WJ感想を、毎週全作品の分の感想を、しっかり書いてました。投稿コーナーまで感想書いてたよ確か。(って書いて思ったんですけど、この話ツイートしたことありませんか? 特に「投稿コーナーまで感想書いてた」って文言をツイートしたような気がする。)
 当時の私にとって、月曜にWJを読み、その日のうちに感想を書き、ネタバレの注意書きを置いて白背景に白文字にするのが、なんというか、すごく、「腐女子として活動している」感じで楽しかったんです。絵とか、文章とかは、周りの人がそうしているようには出来なかったので。
 特に、「萌えた」部分を<h1>とか<b>とかでバッチバチに目立たせて、テンション上げ過ぎて下ネタに走った文章を<s>で消したりしてるときが、一番「腐女子してる」気分でした。
 当時は、私以外の全腐女子が私より大人で、先輩で、全腐女子が私の先を行っていた(と思っていた。実際どうだったかは知らない)。けれど、「今週号でどこに萌えたか」って言うのは、誰が先を行っているとかじゃなくて、どの腐女子も好きなキャラが腐女子のツボを突くヤバい言動をしていればヤバいWJ感想文になっていた。だからヤバい感想文を書くのが楽しかった。若気の至りすぎませんか? そうなんですよ。だから、「腐女子になったきっかけは……」って言ったけど、この時点では本当は「腐女子になりたい痛いオタク」って言った方が正確。「腐萌えするから腐萌えする」んじゃなくて、「その方がファンっぽいから腐萌えしているようにふるまう」だったから。
 ともかく、「腐女子になれていないと気づいた」ときの話。その時、銀魂は煉獄関の話やってました。
 部屋が汚くてコミックス取り出せないから詳しく第何訓とは言えないんだけど、総たん(当時の呼び方です)が、人差し指を口の前に立てて、いーっってしてるコマがあるんです。って言ったら脳裏に思い浮かぶ人いっぱいいると思うんですけど、どうなんでしょう。腐女子のテンション爆上がりのあれです。
 もちろんどのサイトでもその号の銀魂感想では、そのコマの総悟がめちゃくちゃかわいい指もお口も可愛い皆恋に落ちる俺もお前もみんなもれなく萌え死ぬ、みたいな感じ。
 そんなかんじだったと記憶しているんですが、なんでそれを今になっても覚えているかというと、私はそのコマの総悟で死ねなかったから。
 その回、どこかもう一か所総悟がかわいいコマがあって、まあ総悟なんでそりゃそうなんですけど、私は腐女子が死ぬならそこだなって謎の確信を持ってWJ感想を書いた覚えがあります。そうしたら、そうじゃなかった。でも、自分がそのコマをめっちゃ気に入ってて死んだならそれでいいんですけど、当時は「この判断が腐女子スタンダードでは?」っていう意識からの轟沈だったので、「ああ、だめだな」ってなりました。
 腐サイトで腐の文脈で騒ぐの好きだけど、腐の萌えどころを全く理解できていないな(=腐女子になれてはいないな)。って、いう気づき。

 で、「自分がいつの間にか腐女子になっていたと気づいた時の話」ですが、なにかのきっかけで煉獄関編読み返すことになって、「あのとき内緒ポーズの総悟めちゃくちゃ腐女子の気を狂わせてたよなあ……私はぴんときてなかったけど……」って思いながらコミックス開いた時です。
 そのとき、「いやいやいやなんで当時の私これに食いつかなかったんだ??????!!!?!?!全くどうかしてるぜ?!??!?!!!!!!」となったのがそれです。
 腐女子っぽいリアクションがどうとか考える前に湧き上がるこの感嘆符疑問符の洪水よ。「あ、当時私以外の腐女子にあった総たん萌え死の感情は、たぶんこれだ」と心で理解した感じ。
 救われたし、笑っちゃった。いつからそうなったのかは全く分からないのに、今となってはしょっちゅう脳内に去来して忙しなく、ほんとうに当たり前にあるものだったから。当然、考え込むようなことじゃない。ゴッホらしさを学んだ人工知能みたいに、腐萌えプロセスの学習の結果だったとしても、その条件反射でしか救えない頭でっかちがいたことに間違いはない。


 そういうのを経て、今では自分のことを腐女子だと思って腐女子をやっています、という話でした。
 時計見てビビったけど、この一連の話を一瞬でも「ツイッターにいくつか連投しときたいよな〜」くらいのノリでやろうとしていた自分が信じられない。日記のついでにちょっと書こう、って言ったけどもう2時間半経ってる。

 すっかり深夜テンションで書いたから、今から寝るけど、起きても読み返さない。
‐18/08/25 02:47


あけまして

今年もよろしくお願いいたします。
今年はもうちょっと気楽にいきたいなあと思っています。生きるの下手でも、下手なりに何とかなるみたいなので。

今年最初の更新はイクリエになりました。お年玉更新で再燃がヤバい。
「○○の××って設定がまだ発表されてない時に書いたやつなので」と言えるうちにもう少し書きたいんですが。どうなることやら。
最初で最後にならないといいなあ
‐18/01/21 15:03




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