21:41 すぐ枯れるのが関の山



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人間の心とは実に面倒なもので、いや、私の情緒が不安定なだけかもしれないけれど

最近、浮き沈みが激しくて、自分に疲れてしまうよ。嬉しいことの後には、必ずと言っていいほど嬉しくないことが舞い込んでくる

幸福感は続かない、とまるで身体に刻み込まれるよう。





ただ、それはそれは嬉しかったのは、ずっと推薦入試のために、志望理由書やら小論文やらの添削をしていて、面接指導もしていた子が、本当に行きたくてたまらなかった大学への合格を決めたこと。

担任の先生より誰より先に電話をくれて、「受かりました」と聞いたそのときは、崩れ落ちるかと思った。嬉しくて叫びたい衝動をぐっと堪えて、会議室の片隅でただただおめでとうしか言えなかったなあ

なんだか信じられなくてしばらくふわふわしてた。倍率だって12倍くらいで、たった数人しか受からなかったなかに、でもちゃんとその子の受験番号は載っていて。



「先生のおかげです、ありがとうございます」なんて言葉は、私にはもったいなくて。むしろ、この仕事を続けていて良かったと思わせる瞬間をくれてありがとう、と伝えたいのは私の方。




憂鬱に呑み込まれて潰れてしまいそうな朝だってあるけれど、何物にも代え難い
この一瞬のためにきっと私はこれからも先生で有り続けるのだろうと、思います









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