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楽園まで



雪に埋もれた真っ白な世界。
異端とされ教会に追われながら、双子の姉弟ハルカとユキジは歩き続ける。
世界のどこかにあると語り継がれる楽園を探して…



これまた表紙に惹かれました。でも中身も良かった。作者が当時17歳なんて信じられない。

なんと言っても世界観。どこまでも白い。
そして主人公ははどこまでも真っ直ぐで切なくなります。

感情を失って人形のようになってしまったユキジの手を引いて歩き続けるハルカ。
世界はとことん不条理で、何が正義かすらも分からない。

ちょっとキーリを彷彿させる。
物悲しい…
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