冷や汗

最近見た夢


最近、良く夢を見ます…と言うよりかは見た夢を覚えている、と言う方が正しいのでしょう。


今月の半ば、全長百五十センチメートル程の巨大な手に襲われる夢を見ました。土気色をした人の手が自室の床から生えており、自分は必死にその部屋から抜け出そうと試みるのですが、身体が言うことを聞かずにそのまま気を失ったところで目が醒めました。
しかし襲われる夢と書きましたが、良く思い起こしてみると全く襲われた記憶がありません。それどころか、巨大な手は己の生えたその場所でひたすら身を揺すっていただけの様にも思えてきます。いやはや、人の認識や記憶とはなんと頼りにならないものなのでしょうか。


昨日は自分を殺そうと凶器を持つ人々に追い掛けられる夢を見ました。ですがこの夢も実際に殺された覚えは無く、抜けそうになる腰を何とか立たせて敵の手から逃れているところで唐突に起床したと記憶しております。
この夢の中で唯一鮮明に覚えているのは、人の首が落ちたところであります。前から半分程首を切られた人が上半身を前後に揺さ振られ、その揺れに耐えられずに頭部がごとりと落ちる様子は、少々グロテスクではありましたが、ブラックユーモアとでも言うのでしょうか。夢見の最中に自分の笑いを誘うに足る程度には滑稽な様でございました。


それにしても、恐ろしい夢を見る度激しく喘ぎながら覚醒するので、近頃は喉が痛くて仕方がありません。マスクは余り好まないので、ガムテープでも貼ろうかと考えております。