「どんな善人にだって怨みの心はありますよ。我が主もそうでしたからね」
+プロフィールと詳細情報+
【名前】
薬師神和桜/やくしじんなお
↓
黒猫時代:ヒナ
♀/150cm前後/??kg/03月03日/魚座/A型25%+AB型75%(キメラ)
【種族】
猫→猫鬼(怨霊)(猫憑き?)
【家族構成】
愛水桜(飼い主)
【メモ】
時空干渉者、愛水桜率いる水瓶座の使徒の一員で
桜花謙遜凶賊部隊(おうかけんそんきょうぞくぶたい)、通称ソメイヨシノの1人
元は蟹座アルタルフに所属していたが、現在は和桜暗殺に所属している。序列はない
時空干渉者としての仕事を行ういっぽうで、復讐代行業も兼業で行っている
元は黒い野良猫。任務で転生していた愛水桜に可愛がられていた
自殺した愛水桜の肉体と魂を取り込んだ事により怨霊でありながらも実体化が可能
尚、魂は後々返還される
九つの命を宿していた。しかし二度(+1回)死んでおり、現在は七つの命を宿している
薬師神桜和子との関係性は双子に近しい。1人では不完全であり、2人一緒で完全体となる
他人に恋が出来ない代わりに、身内を愛する事が出来る
とある理由により、(
中×和×氏)の声を持つ男に酷い嫌悪感を抱いている
素質がある人間をアンデッド(吸血ゾンビ)に変え、"子供"にしては可愛がっているらしい
サワよりもすっきりしている体型(主に胸とかお尻とか)にコンプレックスを抱いている
大気光学現象が好き。派手な飾り物も好き
【能力】
一度死んだ人間を腐敗しないアンデッドに変える
視覚を完全に奪う(ただし一度でも瞬きをされてしまうと効力を失う。なので数秒しかもたない)
呪術で悪夢を見せながら命をジリジリ削っていく。(自分を殺した者にしか使えない)
自分が受けた傷を相手にも負わせる(自分を傷付けた張本人のみ有効)
【武器】
愛水桜が蠱毒期間中に使用していた小太刀
【その他】
・野良猫達の間に生まれた黒猫
・兄弟は居なかったか、もしくは生まれて間もなく死亡したとされる
・不逞浪士に襲われていたところ、任務でこの世界に滞在していた愛水桜によって助けられる
・それ以来、黒猫は愛水桜に懐き、そして慕ってしまった
・最初は生まれ育った場所に留まっていたが、やがては彼女の後を着いて行くように
・其処で愛水桜の職業が遊女だと知る
・そして生まれ育った場所含め、此処が遊廓である事にも気が付いてしまう
・15にも満たない子供でありながら、禿(遊女見習い)を卒業させられ、客を取らされる哀れな女
・更には遊女と言う仕事に加え、転生の失敗による記憶障害
・幸い時空干渉者としての自分は憶えていたが、任務の内容がどうしても思い出せない
・日に日に弱っていく最愛の人間を前に、売春や転生に関する知識がない黒猫も、また苦脳する
・それに気付いた愛水桜は唯一空が見られる場所に移動し、大気光学現象について語り始めた
・まるで現実逃避するかの如く、まるで何処かの世界に恋い焦がれるかの如く、嬉々として語る
・久々に見た自然な笑顔に話の内容は理解出来なかったが、黒猫もまた嬉々として話を聞いた
・しかしその数日後、姉のように慕っていた少女が突如として姿を消す
・「蠱毒サクリファイス」
・愛水桜が姿を消してから聞くようになった謎の言葉
・嫌な予感がした黒猫は少女の行方を追った。数日後、黒猫は少女と再開を果たすのだったが――
・ブツブツと呟き、最後に「この世界を怨んでやる」と言い放った人間は自刃(じじん)した
・その怨みに触れた黒猫の身体に異変が起きる
・異変に気付かない黒猫は、愛水桜の死をもって「蠱毒サクリファイス」の正体を知ってしまう
・知能が極端に低いはずの野良猫が、"それ"を理解してしまったのだ
・そして、せめて彼女が蠱術の道具にされないようにと肉体と魂を喰らったのだった
・愛水桜の怨恨を引き継いだ黒猫は、何時しか化け猫と呼ばれるアヤカシに姿を変える
・だが、化け猫は愛水桜を好いていた1人の男によって殺害された。首を斬り落とされたのだ
・男は黒猫の異変に恐怖し殺害したのだが、これが後にナオとサワにとって最大の怨恨に変わる
・首を斬られた化け猫は一度死ぬも、100日を得て蘇った
・良心を失った肉体(化け猫)と不安定な器を持った心(猫鬼)、2つの歪な存在が誕生した
・妖怪になりかけていた身体から魂を切り離してしまった代償とも言える
・その後、2つの歪な存在は一時的に「1つ」に戻り、生前の姿で旅をした
・妖怪になった事で知識を受け入れやすくなった歪な存在
・愛水桜に教えてもらった大気光学現象である虹や蜃気楼を眺めながら死に場所を求める毎日
・一度だけヒ素中毒により死亡したが、九つの命を宿していたため生き返ってしまった事がある
・以後、大量のヒ素が身体に溶け込み、彼女の体液を口にした者は命を落とすようになった
・そんな中、歪な存在達は1人の麗しい女妖怪と出逢う
・復讐代行業を営みながら、片手間に売春婦をしては人間を喰らう「化猫遊女」に
・其処で復讐代行業なるものを知ったナオはサワとは違う目的で化猫遊女の弟子に志願
・最初は工作員(バイト)として復讐代行業の一員になるが、後に本格的な正社員となる
・そして最後には江戸支店の店長にまで上り詰めた
・サワによって「化猫遊女」を殺害した後は、復讐代行業の仕事に追われる日々
・協力関係にある組織の者達と友好関係を築くいっぽうで、"子作り"にも多少力を入れた
・数年の時を得て漸く怨みのターゲットに、己を斬首した男の名が上がる
・愛水桜が自殺した場所に居合わせておりながら、自殺を止められなかった罪と、己を殺した罰
・その怨みを晴らしてから死のう。お気楽なサワを横目にナオは思った
・男の社会的地位を奪ったナオは自分が全てを仕組んだのだとカミングアウト
・怒り狂った男はナオに刃を向け、そして殺害した
・その瞬間、男は猫憑きの呪いに遭い、数年間もがき苦しみ、死んでいったとされる
・それを見届けたナオは、その後も数十年は復讐代行業を営んだ
・世代交代が終わった頃、精神治療を得てもう一度転生した愛水桜と再開する
・ナオとサワは彼女の所為で生まれた存在であり、世界の異物として認定されてしまったのだ
・しかし自分を我が主(あるじ)と慕う歪な存在達を殺せるはずもなく……
・愛水桜は、この世界を離れて自分達の所へ来ないかと提案
・2つの歪な存在はそれを嬉々として受け入れた
・ナオは時空干渉者になっても任務で異世界に飛ばされた先の世界にて復讐代行業を行う
・どんな世界にだって復讐を代行してほしいと願う者が居るからである
・だからナオは任務の支障に及ばない範囲で副業に変わった復讐代行業をこなす
・必要悪を心の底から望む者が大勢居る事を嫌という程知っているのだから
※復讐代行業とは、その名の通り復讐の代行を行うもの
金額に応じて、社会的地位を奪ったり命をも奪う危険な仕事である
尚、逆恨みの代行は行っていない
以前は大規模な闇組織の一員であったが、現在は個人で営んでいる
※蠱毒サクリファイスとは、一種のバトルロワイヤルのようなもの
虫などを一つの空間に閉じ込めて最後まで生き残った生き物を殺す「蠱毒」をする事で
その怨念を憎き相手に差し向け、呪い殺す事が出来る「蠱術」を得られるとされる
ただし扱い方を間違えると自分に呪い(蠱毒の怨み)が返ってくるため、細心の注意が必要
(んで、今回運悪く生き残ってしまったのがサクラさん。殺される前に自殺して蠱毒を防いだ)
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某漫画の設定を少しだけ拝借し、パロディー小説を書いた際の主人公ちゃんです
設定を拝借しちゃっているだけに、あんまし表には出せないキャラですよ。(サワちゃんは大丈夫)
小説も前日譚は完全創作ですけど、本編は二次創作ですしおすし……
と言うか、主人公だっただけに設定が濃い…!
とくに黒猫時代のところ、だらだらと書いてしまいましたね…。長ったらしくてすみません
でもナオちゃんの方で沢山書いてしまったから、サワちゃんの方は短いはずです。多分
あ、生前の姿にもなれる的なものを書きましたが、それは2人居合わせないと出来ません
元々は2人で1つの存在だったのでね!
それから時空干渉者になる前は、肉体の実体化が下手くそだったナオちゃん
やはりサワの力を借りて肉体を操っていたため、人型時も「1つ」になっていた事が多かったです
あとナオちゃん達が居た世界は、江戸時代真っ盛り。って言うのを書き忘れていた…orz