俳句
2023/11/18 00:18
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10/26またちょいねてた(笑)14:54★63句

○氷砂糖とかし谺や冬の山
○雪山やたつた一度に憧るる
○雪山やわずか鼓動の静なり
○雪山や飾られぬまま包まるる
○冬山や氷砂糖に侍りけり
○冬山や下の青さに我慢せり
○氷砂糖頂点にして冬の山
○雪原に氷砂糖を据へにけり
○雪山や影ばかり濃く人家なし

○マスターの氷砂糖や冬の山
○美しき雪のゆるりと溶けし水
○見ゆるもの心閉じけり雪の山
○薄墨や水にくずして雪の山
○雪山の名刺や影を追ひにけり
○雪山も畏れ多きや踏み入れぬ
○雪山に消えゆくあしの遠きかな
○雪山にぬしは小さき神の民
○雪山に互いの壁をすましけり
○冬山や氷砂糖を銀の匙

○雪沓や就寝となる風の音
○雪沓や爪にながむる長き尾根

○靴底の真赤に高き巴里祭
○縞馬の靴でぶらりと巴里祭
○縞馬の金髪高き巴里祭
○髪結の赤きヒールや巴里祭
○空塔の昏れ恋みくじ巴里祭
○名の売れぬ俳優ひとり巴里祭
○演劇の小屋ちいさくて巴里祭
○演劇の小屋行き止まり巴里祭
○骨董の青き苦味やパリ祭

○名月や鉄板に焼く島一つ
○神の手にゆだねきれいの夜長かな
○パン皿の天高しなり乗合車
○秋高く渋谷カワイイ表うら
○秋高く表参道ながきなり
○秋高く豊満にしてパンケーキ

○東京のぬれてみりんや秋夕焼
○天高く仕分け恵比寿や代官山
○二十時の電話ボックス残る虫
○電話箱のみを残してのこる虫
○のこる虫ところどころに人家かな
○手のなかの砂鉄磁石も雪の山
○氷瀑や眼は神の奥ふかく
○氷瀑やもたげ古事記を耳の奥
○雪山や瞳大事と別れけり

○焼芋に背を丸めたる紙袋
○焼芋やよきこと再度つつみけり
○焼芋や月にふたする新聞紙
○冬山の熱さの糸やたぐりけり
○アイゼンの時に語るも長きけり
○出湯より出でて益荒男樹氷かな

○指つめし鯛焼の尾の厚みかな
○古九谷の女房せわしや玉子酒
○鰭酒に髭のしこたま入りをり
○モデルの子頬にあざあり生姜酒
○賞杯の両手挙げたる寝酒かな
○雪山や長き爪にて袈裟に斬る
○氷砂糖袋やぶれて冬の山

パラ

○障害の櫂は青葉の力なり
○万緑を洩らす無尽の車いす
○青葉満ちメタルの脚や落下点
○万緑の満ちて義足や落下点
○万緑にかけし己やメタルの手
○万緑の闇に手拍子なりにけり

10/30、★ソッコー123←デキルカ(笑) ジジイ!(笑)WWWWW

ワラ

○白玉をすくふ想ひやさくら色
○白玉や大石先輩見えぬけり
○白玉や風のもよおし運びけり
○白玉や素直なひとの恋のこと
○白玉やけふ新しき私なり
○白玉や二羽に心を跳ねにけり
○白玉の文字なきものやのみの風

○蜜豆や時間つぶして通ひ婚
○近江路や関ケ原まで水羊羹
○すく紅やゼリーだけとは言はせなき
○鰐の背をひよいと渡りて心太
○長浜の猿も明るき葛桜
○淡近のうみ昏れかかるゼリーかな
○信長の髭うすきかりし柏餅
○葛切やいへやすけふも膝枕
○政宗や粽おとしてはさみけり
○政宗や粽おとして美人なり
○治部少を動かぬものや笹粽
○いくつ撞きいのういのうと瀑布かな
○冷房や乳房のおんな背中おし
○冷房やはてなと見えぬ艶やかき

○噴水につながるものやプロポーズ
○風鈴や求婚もまた風の音
○網戸より洩るる声なり姥が餅
○網戸よりいちご大福みえかくれ
○母残す極上みそや岐阜提燈
○井戸替やはちみつの瓶やさしけり
○虫干に水湧く音や油揚
○行水や昔美人のはがき書く
○打水や店にならびし尾の三つ
○夜濯や看板犬のなつかしき
○夜濯や耳のかすかに動きけり
○夜濯や猫にスマホのうねりけり
○夜濯や猫ともどもとありもうす
○夜濯や横断幕の樹々しずか
○夜濯や観音の手の守られし
○橋永き昭和も遠く競馬かな
○神々の降臨となる水遊び
○駅地下の階段上るナイトゲーム
○手仕事の面影のこす日焼かな

○刃物研ぐ浜にもたらす捕鯨かな
○十字架の坂道のぼる捕鯨かな
○捕鯨船娘くじらの絵を描く
○あの山や鯨は吼ゆるではならば
○あの山や鯨は吼ゆる道の月

○鍋焼やひとりうまうま油揚
○鍋焼やよつて卵を割り申す
○鋤焼やすいすいすいと奥座敷
○フライパンひとつ夕焼け鋤焼ぬ
○秋鯖や肥えて地方の女衆
○秋鯖や日影桟橋ふときなり
○女衆の話も消えて鯊日和
○月曜にうちたててをり鯊日和
○チャンバラのだあと太刀魚ふる夜かな
○中学にいじめのありし鰯網
○大学の弱音も吐かず鯵たたく
○初蝉やふんどしの尻割れにけり

○睡眠をけずり四十や櫨紅葉

スポーツ

○万緑の鎧の筋やはだけたる
○筋肉のすじ一筋の青葉かな
○万緑の筋に五輪のさもありなん
○せわしなく壁登るなる夏燕

【イッパツ花のイメージ図これしかないより】

○排球の伝説となりアマリリス
○体操の女子やはらかくジキタリス
○卓球の杓子まあるく牡丹哉
○競泳の施設月浮くカーネーション
○紫陽花や馬術のかげを雨に聞く
○レスラーの青コーナーや額の花
○女子サッカー胸にいつものマーガレット
○アネモネや両目を隠しバドミントン
○セーリングいざわが船出君子蘭
○陸上のひざの痛みや風信子
○陸上 の膝の痛みやヒヤシンス
○波の上推し量りつつシクラメン
○月出でて闇に茸の射撃かな
○唇を西洋剣術月下美人
○最適なこの一本の辛夷かな
○一本の選ぶ道具や辛夷咲く
○ゴルフ場までの道のり辛夷かな
○陸上のバナナナイキの靴のなか
○陸上の下からバナナ手にふるる
○妖精のバナナ五本や床の上
○バナナ手に世界のだれや輝けり
○妖精のバナナ二本や水の中
○妖精の脱ぎしバナナや水の下

○白玉や卓球女子とデートなり
○白玉や浜のいささか騒ぎをり
○白玉や排球女子の掬ひけり
○白玉や昔寝技の彼のこと
○白玉や形に組手の空手道
○白玉や韓国女子のゴルフウエア
○万緑の緊張感を矢の瞳
○海猫やスケボーの子のもふ帰る
○海猫やスケボー女子の父帰る

○蜜豆をはじく豆みつ射撃かな
○白玉や四角き盆を床の上
○妖精やバナナ四本そろいけり
○白玉や女子体操の床の上
○白玉や体操女子のやはらかき
○白玉や女子体操のいとおしき
○丁寧に近代五種のバナナかな
○レスラーや首にバナナの首飾り

パラ

○音もなく闇に青葉をかきわけん
○観客や声を殺して青葉ゆけ
○闇をゆく青葉かさねてアイマスク
○全盲の闇風をきく光かな
○全盲の目に焼きつけし青葉かな
○車いす置くラケットの青葉かな
○万緑を絶賛したり車いす
○闇に聞け青葉一閃息づかい
○全盲の醍醐味一閃青葉かな
○サービスを違え青葉や車いす
○障害もなき大海の泳ぎかな
○手の中の水障害もなき泳ぎ
○全盲の光る自由の泳ぎかな
○腕肩をのみ万緑や水の上
○万緑の櫂に舵手の光かな
○障害もことし一年鏡餅
○床排球けふ一日は餅を焼き
○ご家族も尻すべらせて青葉なり
○音ずれて心青葉やゴールボール
○卓球や猫も杓子も青葉の子
○車いす籠に周知や雲の峰
○車いすゆれてゼリーのフェンシング
○白玉やくんずほぐれつ床排球

【動物園】

11/1、★54句ワラ

○有名な森の人なり夏館
○森の人孤独に実り初もみづ
○冬の日をまるめつつみし針鼠
○針鼠森は茸のかさしろし
○針鼠遊びなれたる明易し
○短夜の知能の君や猿のむれ
○筍や竹を食うもの隠れねる
○夏の日に寝たる姿をみて帰る
○冬深く互いに近きゲッ歯目
○なまけもの力借りずに月下美人
○向日葵や蟻食の歯もなかりけり
○藤棚の先に目当てのゴリラかな
○紫陽花やゴリラの青に月の道
○ようようとゴリラの敲く月の夜
○秋深くとなり寄せたる黒猩々
(黒しょうじょう・チンパンジー)

○春の日を朝飯前の手長猿
○糸瓜やその名のとおり手長猿
○春雨や青くひとみを金絲猴
○西遊の口のまはりや夏の雲
○夏雲や金色猿のものがたり
○夏雲をものがたり湧く金絲猴
○反り返る悟空や淡く夏の雲
○ねむさうな白犀群れず秋の空
○黒犀や園いとまなく冬の海
○夢もたず悩ます獏の青葉かな
○縞馬の尻水平や夏の月
○夏空にゆられてゆくやロバの耳
○鼻先をながく眺めて春の空
○女の子背伸びをしたり春の空
○大陸をのそりそろりと春の月
○からませてくんずほぐれつ水遊び
○控えめの牙の古きや立待月
○夏草に塊るものや月の牙
○爛々と紅葉踏まれし足の水
○ゆうゆうと紅葉踏まれて足の水
○屈伸の豹の眼や櫨紅葉
○隈取の豹のひみつや合歓の花
○向日葵や横取り獅子の風格あり
○炯々と豹の寝床や夏の月
○白熊のほどよくぬれて冷し瓜
○画面より羆やママの夏料理
○黒板に山あらしとだけ夏始
○海だぬき鑿の冷して秋に入る
(ビーバー)
○箆鹿や暖炉飽かずに文もなき
○箆鹿や洋菓子あわき夏館
○橇ひくや群の長には指定なき
○暑き日を河馬の大きくひらく也
○夏シャツや仲間いえどもフラミンゴ
○自由なる鼻の動きや夏の月
○夏の夜や首ながくして枕もと
○縞馬の尻は婦人の日傘かな
○園内のハイビスカスや天狗猿
○虎の眼の落葉黙りしいわずもがな
○月までは首の短し夏の夜


11/3いまサラッと★37句、なナナー愛菜なラブ

○結晶や次から次へと雪の降る
(スポーツでも可)

○結晶の雪冷めやらぬジャンプ台
○氷掃いて孤独もいつぞ輪にならん
○氷掃いて負けも仰ぎし握手かな
○新しき靴くぐらせて初氷
○スケートよあだ名は真珠の泪かな
○スケートや時計の針に目を開き
○スケートや時計の針を競いけり
○ポストより文あたたかきスケート場
○雪晴に流線型の重しあり
○雪晴や微粒子の影なかりけり
○雪晴や台車となりと話すうち
○スケートやのびしろのある衣装きて
○雪晴や板のながさを魅了せり
○あどけなき少女縮めてスケーター
○あどけなきこけし氷や膝の上
○雪晴ののつぺらぼうや誓いけり
○雪晴に弱きこころを重ねけり
○雪晴に慕ふセンパイ板ながき
○雪晴の教育となり恐怖心
○スケーターひと蹴りごとに筆の先
○肩叩くアイスホッケー女子わらふ
○笑顔なくアイスホッケーポプラの樹
○五つの輪アイスホッケー超がつく
○雪晴の上る階段ひとつひとつ
○雪晴にあふれて来たりひとつづつ
○雪晴や胸に五輪の青赤白

パラ

○雪晴の翼両足なかりけり
○雪晴に翼たたみて彌次郎兵衛
○氷上の頭脳機械や車いす
○板に乗る雪に未来の義足あり
○雪晴に両足のなくころげけり
○両足の欠けてしまひし深雪晴
○雪晴に特別仕様に撃ち走る
○片足のアイスホッケー捨てきれず
○花形のもんどりうちて深雪晴
○雪原にさまざま欠けて走りけり

ねむい


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