俳句のとこめんどくさいのでメ投稿
2023/10/27 07:59
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10/26またちょいねてた(笑)14:54★63句

○氷砂糖とかし谺や冬の山
○雪山やたつた一度に憧るる
○雪山やわずか鼓動の静なり
○雪山や飾られぬまま包まるる
○冬山や氷砂糖に侍りけり
○冬山や下の青さに我慢せり
○氷砂糖頂点にして冬の山
○雪原に氷砂糖を据へにけり
○雪山や影ばかり濃く人家なし

○マスターの氷砂糖や冬の山
○美しき雪のゆるりと溶けし水
○見ゆるもの心閉じけり雪の山
○薄墨や水にくずして雪の山
○雪山の名刺や影を追ひにけり
○雪山も畏れ多きや踏み入れぬ
○雪山に消えゆくあしの遠きかな
○雪山にぬしは小さき神の民
○雪山に互いの壁をすましけり
○冬山や氷砂糖を銀の匙

○雪沓や就寝となる風の音
○雪沓や爪にながむる長き尾根

○靴底の真赤に高き巴里祭
○縞馬の靴でぶらりと巴里祭
○縞馬の金髪高き巴里祭
○髪結の赤きヒールや巴里祭
○空塔の昏れ恋みくじ巴里祭
○名の売れぬ俳優ひとり巴里祭
○演劇の小屋ちいさくて巴里祭
○演劇の小屋行き止まり巴里祭
○骨董の青き苦味やパリ祭

○名月や鉄板に焼く島一つ
○神の手にゆだねきれいの夜長かな
○パン皿の天高しなり乗合車
○秋高く渋谷カワイイ表うら
○秋高く表参道ながきなり
○秋高く豊満にしてパンケーキ

○東京のぬれてみりんや秋夕焼
○天高く仕分け恵比寿や代官山
○二十時の電話ボックス残る虫
○電話箱のみを残してのこる虫
○のこる虫ところどころに人家かな

○手のなかの砂鉄磁石も雪の山

○氷瀑や眼は神の奥ふかく
○氷瀑やもたげ古事記を耳の奥
○雪山や瞳大事と別れけり

○焼芋に背を丸めたる紙袋
○焼芋やよきこと再度つつみけり
○焼芋や月にふたする新聞紙
○冬山の熱さの糸やたぐりけり
○アイゼンの時に語るも長きけり
○出湯より出でて益荒男樹氷かな

○指つめし鯛焼の尾の厚みかな
○古九谷の女房せわしや玉子酒
○鰭酒に髭のしこたま入りをり
○モデルの子頬にあざあり生姜酒
○賞杯の両手挙げたる寝酒かな
○雪山や長き爪にて袈裟に斬る
○氷砂糖袋やぶれて冬の山

パラ

○障害の櫂は青葉の力なり
○万緑を洩らす無尽の車いす
○青葉満ちメタルの脚や落下点
○万緑の満ちて義足や落下点
○万緑にかけし己やメタルの手
○万緑の闇に手拍子なりにけり


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