11/02 01:02



10月の終わり。
近くの小学校の子供たちにお菓子を配るという任務を仰せつかりました。

およそ100人。
あんなにたくさんの子供たちを見たのは久しぶりです。
しかもその視線がすべて私に集中しているのです。
仮装をした子供達がそろって大きな声で「ハッピーハロウィーン!トリックオアトリート!」と叫ぶのです。

圧倒されてしまいました。
正直な話、こういう大騒ぎが大の苦手なので…
眩暈を起こしながらひとりひとりにお菓子を配りました。


みんなハツラツとしてるのですが、100人中2人だけうつむいてむすっとしている子がいました。
あー私がいるな…と思った。笑
溶け込まないで空気にも乗っからないで、ひっそりしてるのにかえって目立っちゃってる子たち。


あれ、完全に私だったなぁ。
みんなが楽しいことが楽しくなかったりするんだよね。
嫌々やったり、合わせたりするのつらかったな…
思ってることと実際やってることがバラバラでさ。
時々もわわんとした変な感じになったりしてた。
今になってあれが離人感だったってわかるけど、当時は理解できなくてすごく気持ち悪かった。
まあ4、5歳じゃあ無理だ。
世の中のことまだ全然わかってなかったしね。

あの子らも同じようにいろいろ考えたりしてるんだろうか…
100分の2の私、勝手に気になってしまったよ。





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