彼はわたしの一部になった。
彼がいないとわたしは成り立たない。

今までのわたしは、彼のことを少し上から見下していたような気がする。いや、していた。
でもそれは大きな間違いで、彼はとても偉大なすっっっっばらしい人なのでした。

生理前になると、途端に心のバランスが崩れるもんだから彼に気持ちの端々をぶつけてしまうけど、それでも彼はこんなダメで汚いわたしを受け入れてくれる。

わたしにはもったいない、と思う。
彼がいなくなってしまったらどうしよう、と不安になる。
「じゃあ、離れなければいいじゃん」
そう言って抱きしめて心をあたためてくれる彼の手をぜったいに話さないし、ぜったいに彼を悲しませたりしない。