昨日の夜、なにげなくつけたテレビで、アンビリーバボーをしていた。

お仕事が終わってお風呂に入ってから1杯やっていて、おつまみをいただきながら見ていた。

ムツゴロウさんのことをやっていた。
あたしが小さかったころは、よくムツゴロウさんがテレビに出ていて、そのころは映画やテレビ番組も動物ものがすごく流行っていた。

動物とのふれあいや動物との感動的な映画や番組がほんとうに多くて、動物を出しておけばみんな買うし見る、みたいな時代のながれだった。

ものすごくひさしぶりにムツゴロウさんを見て、昔の映像や今の姿や奥さんのことなんかを見て、このひとはすげーなぁって思った。

あたしは、数年前だったか、ムツゴロウさんの秘話のインタビューで、「実は動物は好きじゃなかった」みたいな話を読んだことがある。
動物好きだと思われているみたいだけど、ほんとうはちがう、っていう話をしていて、びっくりした。

それがほんとうなのか、編集者がつくったものなのかはわからない。

でも、どっちだとしてもこのひとはすごい!と思って見ていた。

奥さんは、かれが昔外国の動物から脚の肉をもっていかれたとき、現地に行ってその動物に落とし前をつけてもらおうと思った、と言っていた。
そして、かれを許せないと思ったこともたくさんあったけど、60年一緒にいると言った。

ムツゴロウさんは、自分の終生の目的が動物の心とひとつになりたいことだと話していた。

だから、かみ殺されても本望で、それについていく家族やそれを受け入れがたい家族は、ほんとうに心配とか怖さとかがあったんだろうなぁって。

改めて昔のムツゴロウさんとのいろんな動物のふれあいを見てみると、すごい。
受け入れる、相手をかんじる、心が近づく、許しあう、そのステップややり方がすごい。

それぞれの動物によってやり方もちがい、それぞれの個体によっても感情のうごきや表現もちがうことをすごくわかっていて、それに合わせて受け入れ寄りそっていく。

数時間でムツゴロウさんの胸に抱かれて眠る動物もいる。
攻撃的な反応だったのに、数時間で一緒に遊ぶ動物もいる。
鹿みたいな動物は、仲良くなれたのにいきなり角で襲ってきて、そういう種だと知っているムツゴロウさんはそれにも「おまえ、痛いぞ〜」ってなごやかだった。

あたしは小さいころからテレビで見ていたから、かれがまだ85歳だということが信じられなかった。
まだ85歳だったんだ〜!って。

あたしは5年前に犬を飼って、心と心で一緒に暮らすことをはじめて知ったから、それを知った後だとムツゴロウさんがどれだけすごいことをやってきたのかがものすごくわかって、ものすごく感動したし、すごいひとだ、ってかんじていた。

ワニと一緒に川に入って、最後にはワニの頭をなでていて、ワニが気持ち良さそうに目を細めて身を任せている。
そんなことができるひと。

すげー。

それから、もうひとつほかの話を見て感動していた。
とあるオルゴールのお店にひとりの男性のご老人がやってきた。

お目当ての曲のオルゴールを探していて、1つだけそのお店で見つけたけれど、できれば50個おなじものが欲しいという。
それがだめなら45個でいいから、2週間でどうしてもお願いしたいという。

亡くなった妻の49日に、その曲のオルゴールを集まってくれたみんなにプレゼントして、妻の思い出の曲のオルゴールをひらく度にみんなに妻を思い出してもらいたい、そういう思いがあった。

そこで店長は断らなかった。
あたしはまずここで感動してしまった。

そして、電話をかけてなんとか中の基盤だけを15台確保した。
そして、箱を自分で用意してつくる。

残りの台数は確保できず、自分で歩いて探し、ひとつひとつ見つけていった。
オルゴールの曲のアレンジがちがい、それも3種類までにして、3種類の箱にして、徹夜で作業をして、なんとか48台を集めた。

そして、それを連絡すると、そのご老人はとてもびっくりしてよろこんだ。
奥さんの49日のとき、みんなに渡したオルゴールと一緒に、用紙もあった。
それは、このオルゴールを見つけて用意してくれたそのひとの会社と名前が記載されていて、感謝の気持ちが書いてあるものだった。

感動して涙ぐみながら見ていて、こんなひとたちも世界中にたくさんいるんだなぁってかんじていた。

今日も、いろいろ動画を見て、感動するものを見て、言葉では言いあらわせない気持ちになった。


今から病院に行ってくる。
ちょうどマンションのエレベーターの点検時間帯で、エレベーターは使えないかもしれない。
お仕事でたくさん階段をのぼりおりしているから、なんてこともない。
もしかしたら、早くおわっているかもしれない。

検査がかなり痛いようなので、あと、ベッドで休んでこないといけないので、帰ってくるのに時間がかかるかもしれない。

どれくらい痛いものなのかなぁ。
初体験だ。