作 石井ゆかり
WAVE出版


こちらもまた長いこと寝かせていた本の一つです。2014年に出版された際に購入し、その時さわりだけ読んでそのまま積まれておりました。
ふと本の存在を思い出し、少しだけ年月が経った今ならば本の中では過去にあたるので興味が湧いて読破となりました。

本の最初の方で、親子と新しくおうちを建てる方のやりとりが出て来ます。こどもと親御さん、そしておうちの方とのふわふわとしてなんともいえない心地が不思議な感じがしました。

本の内容については星占いのことなので感想とはちょっと違うのですが、過去についての頁を読みながら「あーそうかもしれないなあー…」と色々と振り返ってみたり、これから先について考えてみたりが楽しかったですし、こうした方がいい!っていう訳ではないと書かれていたのがよかったです。
占いって人それぞれですが、見たらそうしなきゃいけない、そうした方がいいに違いないと思いがちだったり妙に気になってしまったり、と気持ちの持ちようが変わったりするので石井さんのそこまで構えすぎない姿勢で樂になりました。
占いみたいな行動をとるかもしれないし、そうではないかもしれない。そういったふわふわとして気持ちで読めて面白かったです。